フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

直木賞受賞作!馳星周さんの『少年と犬』人に寄り添う犬をモチーフにした感涙作です

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デビュー作の『不夜城(ふやじょう)』の発表以来、長く応援してきた馳星周さんが、ついに直木賞を受賞されました。この賞、欲しかったでしょうね。本当におめでとうございます。今日は速攻でこの本を読みましたので、いろいろ思うところを書いておきます。

直木賞って、なんなんだ?

直木賞は、正確には直木三十五賞(なおきさんじゅうごしょう)のことです。無名・新人及び中堅作家による(ただし、現在は下記のとおり、このカテゴライズは実質上、無効化している)大衆小説作品に与えられる文学賞であります。通称は直木賞です。

かつては芥川賞と同じく無名・新人作家に対する賞であったのですが、1970年代あたりから中堅作家中心に移行、近年では長老クラスの大ベテランが受賞することも多々あります。馳星周さんは、54歳で数多くの作品を排出されているので長老クラスに当たりますね。

もっとも、直木賞は設定当初ですら新人のための賞であったとは言い難い面があります。第1回受賞の川口松太郎や第3回受賞の海音寺潮五郎からして既に新人とは言うには無理がありました。その他にも、候補者・受賞者の中には新人とは言い難い人物が少なくない)

※この文章はウィキペディアに書かれた記述を参考にしています。

【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book)

【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2020/05/15
  • メディア: Kindle版
 

馳星周さんは何回チャレンジしたの?

馳星周さんはこの直木賞に7回ノミネートされました。6回の落選を受けて、やっと受賞したという感じです。そうです、馳星周さんは努力の人なのであります。

第116回候補 『不夜城』

不夜城 (角川文庫)

不夜城 (角川文庫)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2012/10/01
  • メディア: Kindle版
 

第120回候補 『夜光虫』

夜光虫 (角川文庫)

夜光虫 (角川文庫)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2013/07/17
  • メディア: Kindle版
 

 第122回候補 『M』

M(エム) (文春文庫)

M(エム) (文春文庫)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2012/09/20
  • メディア: Kindle版
 

 第130回候補 『生誕祭』(上)(下)

生誕祭 上 (文春文庫)

生誕祭 上 (文春文庫)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2006/04/07
  • メディア: 文庫
 
生誕祭 下 (文春文庫)

生誕祭 下 (文春文庫)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2006/04/07
  • メディア: 文庫
 

 第138回候補 『約束の地で』

約束の地で (集英社文庫)

約束の地で (集英社文庫)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2010/05/20
  • メディア: 文庫
 

第153回候補 『アンタッチャブル』

アンタッチャブル

アンタッチャブル

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2015/07/07
  • メディア: Kindle版
 

第163回受賞 『少年と犬』

【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book)

【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2020/05/15
  • メディア: Kindle版
 

 デビュー作の『不夜城』がテンポのよいストーリー展開で度肝を抜かれました。すごい新人が出てきたなぁと今後の作品は全部読もうと決めました。この年の『このミステリーがすごい!』でも、堂々の1位にランクインしていたことを覚えています。

『夜光虫』『漂流街』がノアール小説のしての頂点にいるのではないかと思っています。その中でも『夜光虫』は後味さわやか(?)な部類に入ると思いますので、これは読む価値あるはずです。せっかくですので『少年と犬』のお供にどうぞ。

浅田次郎さんも「何度もチャレンジしていれば、いつかもらえる賞」と言い切っていましたが、みんながみんなチャレンジできるわけではないので、そこは才能に支えられているんでしょうね。羨ましい限りです。

はっきりいうと物足りないです

【第163回直木三十五賞受賞作】
家族のために犯罪に手を染めた男。拾った犬は男の守り神になった―男と犬。仲間割れを起こした窃盗団の男は、守り神の犬を連れて故国を目指す―泥棒と犬。壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた―夫婦と犬。体を売って男に貢ぐ女。どん底の人生で女に温もりを与えたのは犬だった―娼婦と犬。老猟師の死期を知っていたかのように、その犬はやってきた―老人と犬。震災のショックで心を閉ざした少年は、その犬を見て微笑んだ―少年と犬。犬を愛する人に贈る感涙作。

確かに面白いし、読み応えがあるし、ストーリーもしっかりしている。そこは間違いないです。うちの娘が読んでも「面白かった」と答えるでしょう。でも、昔から馳星周さんを知っている僕らファンからすると、あまりに物足りない小説でした。

期待値が高いからね。でも、これだけは言いたいです。

馳星周さん、直木賞受賞おめでとうございます。

馳星周さんの愛犬ブログは、こちら

walterb.blog103.fc2.com

大学時代の友達がこのブログを教えてくれました。コンブ、いつもありがとう。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。

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「ふるえほんの店:カタリ文庫」の怪談絵本!僕のランキングです

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岡崎市の東名インターチェンジの近くに「コジマトペ」というカフェがあります。僕は、よくそこのカフェでブログを書いてます。僕の書くブログのほとんどはそこのカフェ出身です。

今日は、そのカフェの横にある「ふるえほんの店:カタリ文庫」の紹介をします。

コジマトペさんのソーシャルディスタンス方針で席数が少なくなったオープンスペースで絵本の販売をされていました。とても気になる怪談本が並んでいたので、それを中心に紹介しますね。

第1位:ラフカディオ・ハーン『怪談』

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この表装の絵がめちゃめちゃ怖いです。『耳なし芳一』ですよね・

この本とは関係ないのですが、この話を書きたくなったので書きます。

僕を可愛がってくれた隣のばあちゃんが亡くなった。じいちゃんの方針で自宅で葬式が行われた。そんなに広くない普通の民家だったじいちゃんの家の家具を一時的に僕の部屋に運び込んで、スペースを確保した。僕は家具に挟まれるように寝た。

早朝、じいちゃんが僕の部屋に入ってきて「昨日、ばあちゃんが帰ってきてな。私の箪笥(たんす)を早く戻してくれと言ったんだ。何度も、何度も。」と僕に教えてくれた。じいちゃんは、夢枕に立ったと言っていたが寝ぼけたんだろうと思った。

とにかくすぐにとせかすので、じいちゃんと2人で大きな黒い箪笥を運んだ。幸いにも中身が空にしてあったのでびっくりするほど軽かった。亡くなったばあちゃんを運んだ時も、驚くほど軽かったのでびっくりした。

ばあちゃんにとっても、じいちゃんにとっても、結婚したときに手にいれた箪笥はとても大事な宝物だったんだろうね。そして、その気持ちはこの箪笥に長い年月をかけて染み込んでいるのだろうなって、隣のじいちゃんの家に箪笥を運びながら思いました。

第2位:江戸川乱歩『妖怪博士』


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江戸川乱歩は子供の読み物としてはレベルが高すぎると思いますし、怖すぎると思います。

第3位:おばけ・ゆうれい話 一年生


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僕はなんとなくですが自分の母親は「ろくろ首」ではないか?と、疑っていました。台所で家事をやっている時に振り返るときの首がちょっと長いのと、夢の中でその首が長く伸びて、早く家に入りなさいと僕に怒ったことがあるからです。

僕は超やばいと思って家に戻ったら、普通の母親に戻ってました。

つまり、怒らせてはいけないのだということを肝に銘じました。

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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。

kataribunko.tumblr.com

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第163回直木賞受賞おめでとうございます!馳星周『少年と犬』

【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book)

馳星周様、直木賞受賞おめでとうございます。

僕は馳星周さんと偶然にも同じ年齢なので『不夜城』が世に出た時から応援しておりました。日本の文学界に受け入れられにくい、そしてタイトルを取りにくい題材を選んで、それをライフワークのように書く彼は孤高の存在です。

きっと、ノワールなエンターテーメントの第一人者を目指しているんでしょうね。

海外では列記としたジャンルになっていて存在価値も認められていますから、これからどんどんこの分野を開拓していってもらいたいです。これからも応援していますから、今にも増して飛び抜けた作品を残してください。買って読みますから。

『少年と犬』内容紹介です

【第163回直木三十五賞受賞作】
家族のために犯罪に手を染めた男。拾った犬は男の守り神になった―男と犬。

仲間割れした窃盗団の男は、守り神の犬を連れて故国を目指す―泥棒と犬。

壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた―夫婦と犬。

体を売って男に貢ぐ女。どん底の中で温もりを与えたのは犬だった―娼婦と犬。

老猟師の死期を知っていたかのように、その犬はやってきた―老人と犬。

震災のショックで心を閉ざした少年は、その犬を見て微笑んだ―少年と犬。

犬を愛する人に贈る感涙作。

【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book)

【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2020/05/15
  • メディア: Kindle版
 

馳星周さんの経歴紹介

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒。96年デビュー作『不夜城』で第18回吉川英治文学新人賞、98年『鎮魂歌』で第51回日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で第1回大藪春彦賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 約束の地で (ISBN-13: 978-4087465662 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

その他の馳星周さんの作品

四神の旗

四神の旗

  • 作者:馳星周
  • 発売日: 2020/04/21
  • メディア: Kindle版
 
暗手 (角川文庫)

暗手 (角川文庫)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2020/04/24
  • メディア: 文庫
 
ソウルメイト (集英社文庫)

ソウルメイト (集英社文庫)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2015/09/18
  • メディア: 文庫
 
不夜城 (角川文庫)

不夜城 (角川文庫)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2012/10/01
  • メディア: Kindle版
 
アンタッチャブル

アンタッチャブル

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2015/07/07
  • メディア: Kindle版
 

すぐに使える!すべての知識を「20字」でまとめる『紙1枚!独学法』

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昨日はひとしごと終わって、ゆっくりとしていました。パワポの資料を何枚か作って、事務局に送って、僕の上司がプレゼンすることになっているのですが、きっとうまくいくと思います。いやいや、いかないわけがないです。

昔に比べたら資料を作り上げるスピードも随分はやくなったし、構成もうまく考えられるようになったなぁと感じます。そのことについて振り返ってみると、浅田すぐるさんとの出会いやレクチャーは本当にためになったと思います。

「すぐに使える」メソッドとして、浅田すぐるさんの本は抜群でした。

以前の僕は迷ってばかりいたので、生産性が悪かったのですが、しっかり書き出して考える癖がついたし、それをベースにして上司や同僚に協力してもらう術を身につけたので、スピードは何倍にもなりました。今日は、昨日読み返したこの本を紹介しますね。


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『紙1枚!独学法』の内容紹介(アマゾン引用)

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「20字」インプット学習法

たとえば「俳句」。俳句自体は17音ですが、句読点を加えれば合計20字となります。また、原稿用紙の1行も20字です。あれは、なぜ20字なのでしょうか。ここではシンプルに、俳句との組み合わせで考えてみましょう。「日本語というのは、20字あれば、伝えたい内容が表現できる言語なのだ」という世界観で眺めてみれば、多くの読者がその理由を納得できるのではないでしょうか。

トヨタで学んだ「資料づくりの3つの制約」

「1枚」「枠」「テーマ」という3つの制約をかけた状態で、日々、資料を作成していると何が起きるか。想像に難くないと思いますが、「1枚」に、「枠」に、「テーマ」内に収める要約力が嫌でも身につきます。3つの制約に縛られながら膨大な枚数の資料を作成してきたという「量」が、要約力の「質」を高めてくれたのです。

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20字の一言でまとめる

ある程度考えがまとまってきたら、下半分に作成した「1P?」の欄に、「赤ペン」で1文字ずつ埋めていってください。「1P?」とは、「1phrase=ヒトコトで言うと?=1行で言うと?=20字程度で言うと?」を意味しています。実際には「全部で23マス」ありますので、3文字分はバッファです。ここでもポイントは、「制約」。あらかじめ、これ以上の字数ではまとめられないようにしてしまうのです。

なぜ、学びを活かせないのか

「緑ペン」でフレームを書いたら、以下の3つの問いについての答え、あるいは答えになりそうなキーワードの候補を、「青ペン」で枠の中に埋めていってください。◯あなたはなぜ、仕事をしているのでしょうか?◯あなたが最近、仕事で困っていることは何でしょうか?◯あなたが最近、熱心に学んでいるテーマは何でしょうか?こうしたテーマについて、自分がどんなキーワードをアタマの中にストックしているのか。あるいは、それらの言葉についてどのような重みづけをしているのか。「あなたの仕事観」が見えている状態で、以降を読み進めていってください。

 

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他の「1枚」学習法の集合体

「1シート・ラーニング・システム」の総本山。「紙1枚」書くだけで「他者貢献」型の学びが量産できる「1枚」コントリビューション学習法を、ここに公開します。まず、①②③は、「20字」インプット学習法における「P?=目的は?」に対応しています。今回は、①「Who?」と②「P /W?」の2つセットで、「20字」インプットの型における「P ?=目的は?」をカバーしていると理解してください。

迷ったら、「相手ファースト」で判断する

◯「Why?」=なぜ、そう言えるのでしょうか?◯「How?」=今後はまず、どうしたらいいのでしょうか?◯「What?」=たとえばどんなケースがあるのでしょうか?という問いに対する答えを埋めてみました。これが、「奧伝」において「よりどころ」とすべき、最重要の「本質=基準」です。このように、「1枚」コントリビューションのフレームワークで学習する際は、一部の問いを埋めずに完了するケースもありえます。

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あまりに美しくアマゾンの内容紹介にまとめられていたので、うっとりしてしまいました。

そりゃそうですよね。こういう本書いていて、綺麗にまとまってなかったら大丈夫なのか?と信用してもらえないですからね。美しいので引用しちゃいました。

読んだ内容がすぐに役にたつ浅田すぐるさんの本、おすすめします。

すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法
 

『「いい写真」はどうすれば撮れるのか?』この答えを考えることが素晴らしいです

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知人からGWにブックカバーチャレンジという企画で、SNSで本を紹介して欲しいと頼まれました。一週間で良いという話でしたが、自分の中に深く潜っていくような感覚で紹介するのを止められなくなりました。その集大成がこの本の紹介です。

この本には「巡り合ってしまった本」という感じがしています。

今日、いろいろ考えたことを含めて読書ブログに記録しておきます。

「いい写真」ってなんだろう?

「いいカメラを使っても、画質はきれいだけど、いまいちピンとこない写真しか撮れない……」

そんな悩みはどうすれば解決するのか。

プロカメラマンとして活躍する著者が、「きれい」「かっこいい」「おいしそう」「かわいい」「うれしい」といったキーワードをふまえて、イメージ以上のよさを引き出すために何に注目し、どう考え、どんな準備をして、どう撮るか、という機材やテクニック以前の「考え方」を教えます。

(アマゾン本紹介引用)

最近、この問題に対してのアプローチが僕自身よくわかるようになってきました。「いい写真」ってなんだろう?これって、写真だけの話ではないんですよね。僕はまずは写真は機材だと思っていましたが、大間違いでした。

一番大事なのは、考え方です。それも何を伝えるかという考えです。

この本の著者さんはプロカメラマンだけあって「きれい」「かっこいい」「おいしそう」「かわいい」「うれしい」というキーワードに分けてます。プロが考えることは、誰にこの写真をどう伝えるかということ。ここ大事ですね。

でも、主人公がいるんですよね。つまり主語。誰が見たときに「いい写真」なのか?どうやってそこを目指すのかということなんです。僕も最初に一眼レフを手にしたときに、師匠にそんなことを言われました。

「いい写真」はどうすれば撮れるのか? ~プロが機材やテクニック以前に考えること

僕はこれからも考え続けます

インプットしたものをアウトプットする。そしてそれが誰かに影響を与えるようなものならば、自分としての狙いを持たなくては正しいアウトプットとは言えないはずです。

「いい写真」と判断してくれるのは、誰なんでしょうか?

  1. 自分である場合
  2. 特定の相手(複数含む)である場合
  3. 不特定多数(世界・社会など)に向けての場合

僕はブログを書いているので、2と3の間をいったりきたりしています。でも、本当は2を目指して始めたブログなんです。そこを間違えないようにしなくてはなりません。

この課題に対して、僕はいつまでも考え続けるつもりです。

結局は、自分の中で戦うことになる

「いい写真」ってなんでしょうか?

それは、その写真を受け取った人の気持ちで変わってしまいます。時代にも、時間にも、感情にも、大きな影響を受けて、昨日大絶賛を受けていた写真も今日には破り捨てられるなんてことがざらになるのです。

では、どうしたらいいのか?探し求めるしかないんです。自分の感性を武器にして「最高」を目指して研鑽し続けながら、いいモノを目指すのです。これなんです。


なんだか、本の内容と離れていってしまったかもしれないですが、おすすめ本です。

ぜひ、読んでみてくださいね。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。

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【おすすめ読書】理系のささやきが折れかけた心に寄り添う6編『月まで三キロ』

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今日は大雨で外に出ることも出来ずに家の中でじっとしていました。お供はもちろん「小説」です。こういう日には、いつも読んでいるビジネス書はちょっとの間伏せておいて、心の隙間を埋めてくれる小説を読みたいのです。

今日読んだのは、第三回未来屋小説大賞第一位に輝いた伊与原新さんの『月まで三キロ』です。表装も良い感じの色合いでブルームーンが美しいです。僕は綺麗なお月様を見上げるたびに、この小説のことを思い出すはずです。

それではネタバレにならない程度に紹介していきますね。

月まで三キロ

『月まで三キロ』内容紹介

「月は一年に三・八センチずつ、地球から離れていってるんですよ」。死に場所を探してタクシーに乗った男を、運転手は山奥へと誘う。「実はわたし、一三八億年前に生まれたんだ」。妻を亡くした男が営む食堂で毎夜定食を頼む女性客が、小学生の娘に語った言葉の真意。科学のきらめきが人の想いを結びつける短篇集。

僕たちはわかっているようで、何もわかっていない。お月様のことだって、隣にいる人のことだって、それは同じこと。そこをわかりながら今ここにいるってことが大事なことなのかもしれないですね。こういう小説好きです。

書いてくれた伊与原さんに感謝です。

月まで三キロ

月まで三キロ

  • 作者:新, 伊与原
  • 発売日: 2018/12/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

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朝からコーヒーと一緒に井上ひさしさんのミステリー『十二人の手紙』

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今日は2020年4月18日(土)です。コロナウィルスの感染拡大を食い止めるために政府は16日に5月6日までとして「緊急事態宣言」を全国に出しました。大雨が降っていることですし、そんな事情もあるので、自宅で読書をしています。

そんな時に、出会ったミステリーが井上永さんの『十二人の手紙』です。

この本、恐ろしい本なんですよ。実は文庫初版は1980年です。それから40年経過して2020年に6刷がかかっているのです。これだけ長く読み継がれているミステリーも珍しいと思います。読んでいるとかなりの昭和的風景が展開されています。

そういうノスタルジックな気分に浸りながら、この本を読んではいかがですか?すべての章が「手紙」形式で書かれています。そして、その最後の収束に・・・ここは、この本を読んでのお楽しみです。

十二人の手紙 (中公文庫)

十二人の手紙 (中公文庫)

 

『十二人の手紙』内容紹介

キャバレーのホステスになった修道女の身も心もボロボロの手紙、上京して主人の毒牙にかかった家出少女が弟に送る手紙など、手紙だけが物語る笑いと哀しみがいっぱいの人生ドラマ。

井上ひさしさんのプロフィール

井上/ひさし
1934年生まれ。上智大学仏語科卒。「ひょっこりひょうたん島」など放送作家として活躍後、戯曲・小説などの執筆活動に入る。小説では『手鎖心中』で直木賞、『吉里吉里人』で日本SF大賞および読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞、戯曲では「道元の冒険」で岸田戯曲賞、「しみじみ日本乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞および読売文学賞、「シャンハイムーン」で谷崎潤一郎賞、「太鼓たたいて笛ふいて」で毎日芸術賞および鶴屋南北戯曲賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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