冒頭部分を引用しておく
本書の目的は、人間の基本単位を考え直すことである。
「個人」から「分人」へ。
分人とは何か?この新しい、個人よりも一回り小さな単位を導入するだけで、世界の見え方は一変する。むしろ、問題は、個人という単位の大雑把さが、現代の私たちの生活には、最早対応しきれなくなっていることである。
僕は『空白を満たしなさい』を読んでいたから、この文章についていけるように思うが、実際のところはよく解らない。
しかし、「嫌いな自分を肯定するには?」「自分らしさはどう生まれるのか?」「他者と自分の距離の取り方」などが理解できるのだ。この平野啓一郎の人間観を知っておくのも悪くないだろう。
『私とは何か』内容紹介。アマゾン引用。
嫌いな自分を肯定するには? 自分らしさはどう生まれるのか? 他者との距離をいかに取るか? 恋愛・職場・家族……人間関係に悩むすべての人へ。小説と格闘する中で生まれた、目からウロコの人間観!
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