フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

『フランスはどう少子化を克服したか』で、少子化政策を考える。

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)

 

何年も前から政治家たちが「少子高齢化対策」と銘打って、施策を講じてきたが上手くいった試しがない。そもそも安心して子育てが出来る社会作りとかいっても、人口の波はいかなる手段を講じても変えようがないのだ。

 

こういってしまっては身も蓋もないが、僕はどうしようもない問題だと思っている。年金が破綻したり、税額が大きくなったりすることが困る人たちがいるのだろうけど、そんなことは何十年も前からわかっていたことなのだ。

 

それをさも喫緊の問題のように煽り立てて騒ぐのは、いかがなものかと思う。もう少し冷静にこの問題に向かい合う必要があるのだ。そうすれば、我々はまだまだ豊かな社会を享受できるし、安定して暮らしていくことも出来るのだ。

 

こんな主張をするとブログが炎上しそうなので、この辺にしておく。

そんな僕がタイトルにつられて、こんな本を紹介する。

 

高橋順子著『フランスはどう少子化を克服したか』

 

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)

 

 

『フランスはどう少子化を克服したか』内容紹介。

 

ズレてない? 日本の政策―― 

少子化に悩む先進国から、子育て大国へ。大転換のカギは、手厚い支援策の根幹を貫く新発想だった。
「2週間で男を父親にする」「子供はお腹を痛めて産まなくていい」「保育園に連絡帳は要らない」
「3歳からは全員、学校に行く」――。パリ郊外で二児を育てる著者が、現地の実情と生の声を徹底レポート。
日本の保育の意外な手厚さ、行き過ぎにも気づかされる、これからの育児と少子化問題を考えるうえで必読の書。

 

『フランスはどう少子化を克服したか』章別紹介。


はじめに

第1章 男を2週間で父親にする
あちこちに子連れパパが 14日間の「男の産休」
「赤ちゃんと知り合う時間」 毎晩ゲーム機に向かった夫
妻と時間差で取る産休 父親産休を受け入れる、職場の考え方
家族政策の転換 育児の先生は助産師
父親にも産後うつが 分担育児の行き過ぎ
育休男性はわずか2% 日本における、父親への取り組み

第2章 子供は「お腹を痛めて」産まなくてもいい
まさかの無痛分娩 より良いスタートのために
医療側の負担も軽減 ローマ法王も無痛容認
無痛分娩のデメリット 「無痛分娩の権利」を維持するために
無痛分娩で出生率が上がる 半数が「出産に満足していない」
妊婦健診に財布はいらない その医療費は誰が出しているのか
産休手当も医療保険の負担 気軽に「母子保護センター」へ
妊婦と乳幼児は社会的弱者

第3章 保育園には、連絡帳も運動会もない
毎日の持ち物リスト? フランスならストライキ……
保護者負担は最低限に 保育園第一号
保育園はすべて認可園 「保育士」資格は一つではない
「ここは集団生活の場」 東京より厳しい? パリの保活

第4章 ベビーシッターの進化形「母親アシスタント」
母親アシスタントとは何か 「問題は、アシスタントの夫」
雇用までの6ステップ 共同ベビーシッターという手段
それぞれ幾ら掛かるのか? 保育園に入れるのは誰なのか
政権も推す母親アシスタント 「企業枠」という新ビジネスモデル
社員の意識が保育事情を変える 前向きに発想を転換してみる
もし連絡帳をなくしたら?

第5章 3歳からは全員、学校に行く
就学率ほぼ100%、無償の教育 入学の条件は二つ
週24時間を過ごす教室 午前2時限、午後1時限
「生徒になること」を学ぶ 5歳までに5つの学習分野を
初めての成績表 年間テーマは「人類の歴史」
「教育係」と「世話係」 保護者参加は、やりたい人だけ
始まりは教会の保護施設 早期公教育で格差是正を
「国の補償する権利」の使いみち

おわりに

出典・参考文献一覧

保育学校 5分野での学習目標

取材に協力頂いた皆さん

 

以上です。

 

 

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