読んでいなかったのだが、大変有名な本なのだそうで、遅ればせながら読んでみました。確かにこの本が出た2012年当時は革新的な本だったに違いないです。将来のこともあるので、今回はスタートアップについて学習しました。
聞きなれない言葉かもしれませんが、スタートアップとは「短期間で、イノベーションや新しいビジネスモデル構築、新たな市場開拓を目指す動き、または概念をさします。」「起業」や「新規事業の立ち上げ」という意味合いが強いです。
ですから、リーンスタートアップとは、一切贅肉のついていない、無駄を徹底的に排除した新規事業立ち上げという意味になるでしょう。この考えかたには、トヨタ生産方式も深く関与しているとのことなので、面白かったです。
もう少し「戦略的な会計」について触れているのかと思い楽しみにして読み進めたのですが、全く出てきませんでした。なんとなく「KPI」という言葉にくくられてしまっているのかな?と、言った感じがしましたね。
それでは、内容紹介です。
6万部突破! シリコンバレー発のマネジメント手法
世界を変えるサービスが次々と生まれるシリコンバレーで、多くのスタートアップから大企業まで採用しているのが、著者エリック・リース氏が提供する「リーン・スタートアップ」。顧客から学び、ムダを省き、圧倒的スピードですばらしい成果を出すメソドロジーで、世界各地で「リーン・スタートアップ」ムーブメントが巻き起こっています。
本書はそのリーン・スタートアップについて、エリック・リース自らが解説。リース自身の起業体験も含めて、わかりやすく体系的に紹介しています。■リーン・スタートアップとは?
シリコンバレーでいまや「常識」となった製品・サービス開発手法。
顧客に対する洞察、大いなるビジョン、大望とさまざまなポイントに等しく気を配りながら、「検証による学び」を通して、画期的な新製品を開発する方法です。
作り手の思い込みで間違った方向に努力する「ムダ」を省き、イノベーションを生み出せます。■リーン・スタートアップの5原則
リーン・スタートアップの中核となる5原則を3部構成で説明します。
1 アントレプレナーはいたるところにいる
2 起業とはマネジメントである
3 検証による学び:要素ごとに確認実験を行い、科学的に検証する
4 構築―計測―学習:アイデアを製品にして、顧客の反応を計測。そしてピボットするか辛抱するかを判断する
5 革新会計(イノベーションアカウンティング):おもしろくない部分だが、イノベーターに適した会計が必要になる■今さら聞けないリーン・スタートアップ用語、概念も全部わかります
・MVP(必要最小限の製品)
・ピボット(方向転換)
・辛抱
・価値仮説
・成長仮説
・革新会計
スタートアップ関連書籍です
Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)
- 作者:アッシュ・マウリャ
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
Lean Analytics ―スタートアップのためのデータ解析と活用法 (THE LEAN SERIES)
- 作者:アリステア・クロール,ベンジャミン・ヨスコビッツ
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2015/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント
- 作者:ダイアナ・キャンダー
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/08/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)