フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

欧州と日本、何が違うの?『ヨーロッパのCSRと日本のCSR』

ヨーロッパのCSRと日本のCSR―何が違い、何を学ぶのか。

 そもそもCSRって、なんだっけ?

どこかでCSRというのは、「企業の社会的責任」なんだと聞いたことがあります。法令順守はもちろんのことですが、地域貢献や、環境活動なども積極的にやっていかなくてはならないということくらいしか覚えていません。

でも、そんな僕みたいな「やらされ感」でやるものではないんですよね。アメリカでは寄付行為は美徳とされ、社会のシステムのひとつになっていますし、欧州では社会全体がそこを押し上げて、企業が協力するという形になってます。

おなじような発生時期のはずなのに、そうしてこんなに受け取る側の「やる気」が違うのでしょうか?是非是非、知りたいところではあります。そんなタイトルに惹かれて、今日はこの本に挑戦してみました。面白かったです。

ヨーロッパのCSRと日本のCSR―何が違い、何を学ぶのか。

ヨーロッパのCSRと日本のCSR―何が違い、何を学ぶのか。

  • 作者:藤井 敏彦
  • 出版社/メーカー: 日科技連出版社
  • 発売日: 2005/09/01
  • メディア: 単行本
 

ヨーロッパと日本のCSR 何が違い、何を学ぶのか 

本書がテーマとしているCSRとは、Corporate Social Responsibility、日本語では「企業の社会的責任」と訳されています。

法令順守、企業倫理の明示、環境問題、労働問題など、市民社会の発展や安全に対して企業が積極的な役割を果たす行為しています。本書は、経済産業省の官僚として欧州に駐在し、欧州連合(EU)の政策決定にも関わってきた著者が、CSRの本質とその向かうべき先を論じたものです。

CSRというと環境問題に重きを置きがちな日本企業とは異なり、欧州企業は、社会問題、特に失業者や発展途上国からの労働者の人権に関わる労働問題を機軸に据えることが多いといいます。

それらの問題は、もはや政府の力だけでは解決できない状態にあるからなのです。「法律上、契約上の義務」を上回る社会貢献への自主性を企業が有し、同時にそれを業務の一部として取り込まない限り、「社会の持続的発展」は望めないという危機意識が欧州企業にはあります。

またこの点こそが、本来の業務とは切り離した「慈善的事業」によってCSRを実現しようとしている米国企業との決定的な差異であると指摘しています。

これらを踏まえたうえで、若年層の失業、外国人の増加、地域社会の崩壊などの課題に直面する日本企業のCSRについて検討していきます。

(アマゾン内容紹介を引用しました)

 欧州地区の経済を調べてみますと、驚くほどの若年層失業率です。経済的に潤っているのかどうか、わからないのですが、日本では考えられないほどの高さです。こんな数値で良いのかなと思うくらいです。

そういう世情を乗り越えて現在があるはずなので、この本は読み物として面白かったです。軽くパワポにまとめておいたので、何かの時に使います(笑)最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方に感謝です。

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