アマゾンの内容紹介引用です
就職できない?
結婚できない?
家庭もてない?
名門お受験?
難関大学?
正社員?
……どこまでやれば、シアワセになれますか?
小学1年生の息子を持つ関西在住のてんてんさん。
「息子さん、京大に入れたら?」
「学歴ないと正社員になれないよ!」。
耳に入ってくる周囲の言葉に、ふと浮かんだ疑問。
「いい大学に行って、正社員になれたら、どーなるの?」
「それで息子はシアワセになれるの?」
ひとり息子の将来をめぐり、教育オンチのてんてんさんが、13人のプロと子どもたちに、訊いて、学んで、考えた。我が子の将来に思い悩むすべての親必読のコミックエッセイ。育児家事を一手に引き受けるスーパー主夫ツレさんとの対談も多数収録!
この本、びっくりするくらい良いです!
伊藤穰一さんの『教養としてのテクノロジー』と一緒に読んだのですが、社会に与える影響はもしかしたらこっちの細川貂々さんの『息子の将来、だいじょうぶ?』の方が良いんじゃないか?と、思えるくらいによかったです。
自分の息子の幸せのために、教育オンチで自分自身も学校に行く意味が見出せなかった作者が質問形式で、自分の疑問に答えてもらうのです。まさに、人生のバイブルにしても良いかもしれませんよ。この本は(漫画ですが)絶対に読んでおきましょう。
章別構成を紹介します
第一の質問、「中学受験」てなに?
第二の質問、「大学受験」ってどうなってますか?
第三の質問、塾に通わなくても大学に合格できるんですか?
第四の質問、灘高ってどんな学校?
第五の質問、開成ってどんな学校?
第六の質問、男女の脳のしくみって本当に違うんですか?
第七の質問、4人の男の子を育ててみてどーですか?
第八の質問、「格差社会」と教育について
第九の質問、ロボットと仕事の関係って?
第十の質問、「発達障害』ってなんですか?
第十一の質問、日本の「社会」ってどうなってるの?
第十二の質問、家族ってなに?
第十三の質問、「学校」ってなに?
読んでいる最中から「何か恐ろしい核心に触れている」という予感がする本ですよ。第六章あたりから、自分の生き方自体を鷲掴みにされているようで、痛くなってきます。家族関係の見直しをするのにも良い本ですよ。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。感謝します。