原田マハさんは、近いうちに直木賞を取ります!(と予言します)
まずは彼女の略歴を紹介しますと、
東京都小平市生まれ。関西学院大学文学部日本文学科卒。早稲田大学第二文学部美術史科卒。マリムラ美術館、伊藤忠商事、森ビル森美術館設立準備室などを経て、平成14年/2002年フリーのキュレーターとして独立。平成17年/2005年に第1回日本ラブストーリー大賞を受賞して作家デビュー。兄は小説家の原田宗典。
面白いわけですよね。僕も原田宗典さんには夢中になりました。本当に面白い文章を書く天才です。その天才の妹は正統派の小説を書くまくっておられますが、面白さには定評があります。直木賞くらい間違いなく取りますよ。
その前に彼女の作品を読んでおきましょう。今日はオススメの文庫です。
『独立記念日』内容紹介。
恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失…。さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷いや悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切る。寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集。
『星がひとつほしいとの祈り』内容紹介。
売れっ子コピーライターの文香は、出張後に寄った道後温泉の宿でマッサージ師の老女と出会う。盲目のその人は上品な言葉遣いで、戦時中の令嬢だった自らの悲恋、献身的な女中との交流を語り始め…(「星がひとつほしいとの祈り」)。表題作ほか、娘として妻として母として、20代から50代まで各世代女性の希望と祈りを見つめ続けた物語の数々。
『楽園のカンヴァス』では、人物像表現が荒削りと評された彼女も十分なほど成長して、日本で屈指の書き手になっております。彼女の作家としての成熟度を知るためにも、大きな賞を取る前に読んでおきましょうね。
合わせて読みたい本の紹介ブログ。