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フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

【オススメ文庫本】白石一文の『彼が通る不思議なコースを私も』

彼が通る不思議なコースを私も (集英社文庫 し 63-1)

 

素敵な本が文庫化されたので紹介しておきたいと思います。その本は白石一文さんの『彼が通る不思議なコースを私も』です。とっても不思議な小説ですが、この本を必要として読む人に響きます。読んでクラクラするのでお気をつけて!

 

集英社さんの公式サイトの本紹介が良い感じなので引用します。

 

 第142回直木賞を受賞した『ほかならぬ人へ』をはじめ、「運命」を巡る数々の名著を物してきた白石一文さんによる、待望の最新長編小説『彼が通る不思議なコースを私も』が、ついに刊行されます。

 物語の主人公は、大学を出て大手家電メーカーに勤める、霧子。
 ある日、彼女は友人カップルの別れ話に巻き込まれ、別れを切り出された彼氏がビルの10階から飛び降りる…という修羅場に遭遇する。その緊迫した現場で、霧子は黒ずくめの不思議な男を見かけた。しかし男は霧子たちを助けもせず、いつの間にかいなくなってしまう。しばらくして、霧子はひょんなことから飲み会の場でその男と再会。彼の名前は椿林太郎。初対面の印象とは違い、彼は学習障害児の指導に携わる優秀な小学校教師だった。

  「本物の時間というのは、絶えず伸びたり縮んだりしているんだよ。
  人間はみんなひとりひとり、持っている時間の長さが違うんだ――」


 彼は、小学校時代に自らの学習障害に悩んだ経験があり、教育の実践からこの世界を変えることを心に強く期していた。霧子はそんな彼にどんどん魅かれていく。しかし実は、彼には知られざる不思議な能力があって……。

 ・・・とあらすじを書いてみましたが、この小説はダイジェストでは到底説明できない、多面的な物語です。
 「世界を変える男の話」であり、「夫婦関係を巡る小説」であり、「子どもの持つ可能性について考えさせられる小説」でもあり、また、「人生における”時間”(寿命)とはなにか?」といった深い問いをも内包しています。
 読む人によって、この作品の印象は千変万化するはずです。ただひとつ確かなことは、非常に濃密に織られた、とてもエキサイティングな小説だということです。
 初めてこの原稿をいただいたときに、その面白さに大興奮するとともに、人間の持つまだ未知の可能性に眼が開かれる思いがしたことを、いまでもありありと覚えています。
 ぜひご一読ください。

 

せっかく文庫になったので、こういう本をポケットに入れて旅に出たいですよね。僕は疲れてくるとどんどん聴覚が敏感になってくるんです(他の感覚は鈍ってきましが)そういうのを和らげるのは、旅行くらいしかないんですよね。

 

聞きたくない声を聞かなくて済むし、見たくないものを見なくて済む。そういうちょっと現実離れした環境に身を隠したい気分を旅行は満たしてくれます。違う自分になれますしね。そういうスリルを味わっているのかも。

 

雑踏にまみれながら、人間関係と時間と自分の生き方をもう一度考えさせてくれるのが、この小説だと思います。白石一文さん、大好き!めちゃめちゃシンクロするんです。オススメの小説です。

 

 

彼が通る不思議なコースを私も (集英社文庫 し 63-1)

彼が通る不思議なコースを私も (集英社文庫 し 63-1)

 

 

合わせて読みたい白石一文さんの本を紹介します。

 

fumihiro1192.hateblo.jp

 

 

私という運命について (角川文庫)

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神秘(上) (講談社文庫)

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神秘(下) (講談社文庫)

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