豊田市美術館のミュージアムショップを歩いていたら、目に入ってきた本です。どうして買ってまで読んだかというと、この一番下に書いてあるセリフが僕自身の未来感を形成する核となった言葉だからです。
「未来なんて、ちょっとしたはずみでどんどん変わるから」
本気で言ってます?昔の僕はそう思ったに違いありません。でも、よくよく考えたら、当たり前のことだったんですよね。だって、人生は決断の連続であって、その決断次第で大きく道が変わっていってしまうのですから。
のび太が、ある日未来にいってみると今までしずかちゃんと結婚していた生活は跡形もなく消え失せ、ジャイアンの妹と結婚している。あわてて、しずかちゃんと仲直りして、再度未来にいってみると、元どおりの未来が待っている。
ちょっと角度が違っただけで到着するポイントが大きく違ってしまう。これを当たり前だと思うのか思わないかでも、大きく違いますからね。今日は、この『のび太くん、もう少しだけがんばって』を読みながら、ゆっくりと過ごしました。
『のび太くん、もう少しだけがんばって』内容紹介。
ポケットにいれておきたいドラえもんの名言
原作誕生から45年、
『ドラえもん』初のビジュアル名言集。
悩んだとき、つらいとき、前に進みたいとき…
ドラえもんたちがそっと背中に手を添えてくれます。
「いっしょうけんめい のんびりするぞ」
「未来なんてちょっとしたはずみでどんどん変わるから」
「うわべばっかりかざってる人間は、いつかきっとぼろをだすさ。」・・・
てんとう虫コミックスに収録された原作から、
心に響く珠玉の名言を、
自身もドラえもんの大ファンである、
選書家・幅允孝氏がセレクト。
さらに、その言葉にふさわしい「名コマ画」も抽出し、
絵と言葉の新たなコラボレーションで
読む人の心を盛り上げます。
昔からのドラえもんのファンはもちろん、
コミックスを読んだことのない人も、
これからの人生を送る上で、
そばに置いておきたい一冊です。
実は僕は中学校2年生のときに、1ヶ月入院しました。暇で暇で死にそうな毎日でしたが、友人が「ドラえもん」を全巻貸してくれて、それを毎日読んでいたんですよね。最後まで読み終えると、また最初から読むのですが飽きないんです。
一番多感な時期に「ドラえもん」を強制的に刷り込んだので、今でもその教えをちゃんと思えているんですね。人生のコアにある部分は、どこから持ってきても同じかもしれないのですが、この辺りで復習できてよかったです!
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