西本貴信『「おっさんレンタル」日記』
近所の本屋さんのお勧めコーナーに置いてあった凄い本です。めちゃめちゃ面白いし、泣けるし、感動します。それは僕が正真正銘のおっさんだからかも知れません。生き方を模索してもがいているからかも知れません。
著者さんの紹介
西本貴信(にしもと・たかのぶ)
1967年生まれ。大阪府生まれ。 22歳で渡米し、映画、ドラマのスタイリストとして活動開始。 帰国後、ファッションプロデューサーとしてブランドディレクション等に携わる。 百貨店スタイリスト、養成塾運営のほかに、大手スタイリスト事務所のエグゼクティブプロデューサーを歴任。大学、専門学校で講師としても活動中。2012年より1時間1000円で何でも依頼を受ける「おっさんレンタル」を副業として開始。
現在も、様々な依頼人に“レンタル"されている。
このプロフィール、面白いでしょう？１時間1000円って…ありなんですかね？(笑)
内容紹介
“日本のおっさん"2200万人中、最も注目すべき男、初の著書!
日本や世界のメディアで話題沸騰!!
1時間1000円で“おっさん"が、みんなの悩みをバシッと解決!
懸命に今を生きる依頼人たちとの交流を通じて、 「お金と成功」に縛られていた中年男が大きく変わっていく軌跡の物語――。
ね？ちょっとの触りだけでも十分に面白いことがわかるでしょ？（＾＾）
僕の引っ掛かりはこの3点です。
ｐ、１２４「おっさんである自分に自信がつく」
僕も以前は「こんな歳から始めても間に合わないよ」とか「こんな歳では恥ずかしいからな」と色んなことをあきらめていましたが、止めました。バカバカしいからです。この著者さんも同じ気持ちを持っているみたいです。
そしてその流れから「おっさんである自分に自信がつく」というところに至ったそうなんです。そうですよね！若い人はスピードとパワーで走ることができるけど、おっさんはテクニックと安全性で勝負なんです。それで十分です。
そこが武器だと気が付くと、色々な局面で時間と年齢に十分に戦えるようになります。世の中の「おっさん」の皆さん！早々に気が付いてください。自信を持って立ち向かえるんですよ(笑)
ｐ、１３８「好きなことをしいやという母の教え」
僕も自分の子供には好きなことをして生きて行って欲しいなぁと思います。これは親なら誰でも願う事ではないでしょうか？でも、自分は・・・？本当に好きなことをして生きていっていると言えるのか疑問です。
好きでもないことを毎日やっているかも・・・そうであるのに、子供に好きなことをして生きて欲しいっていうのは問題ですよね。「それならリスクを背負ってまでお前やるのか？」と逆に子供に突きつけられそうです。
僕も「好きなことをして生きて行こう」と思います。そのことが社会の役に立ったり、家族の見本になったり出来たら目標達成ですよね。これからの人生の生き方は家族に確認しながら歩いて行きたいです。
ｐ、１７１「僕は当たり前に甘えていた」
「家族でいることが当たり前」「健康でいることが当たり前」いろいろな当たり前に僕も大いに甘えていました。ここは直したり感謝したりしなくてはなりませんね。ちょっとした気づきを貰うことが出来ました。
この本は一気に読んでしまったのですが、やっていることが僕と重なる部分が沢山ありました。僕はここまで徹底していないだけです。これから西本さんのオフィシャルサイトに飛んでもっと知りたいと思います。
おっさんでも負けないぞ！
