タイトルだけ見ると、とても読む気が起こらず放置して部屋の隅に積んでおいたのだが、連休の時間を使って読み始めて面白さが分かった。この本は果たして売れたのだろうか?百田人気で、そこそこのところまでは行ったのではないだろうか?
ということで、せっかく読んだので旬は過ぎたが紹介しておこうと思う。
百田尚樹『大放言』内容紹介
炎上覚悟!
思ったことや軽いジョークを口にしただけで、クレーム、バッシングの嵐。
求められるのは人畜無害な意見ばかり。こんな世の中に誰がした!
数々の物議を醸してきた著者が、ズレた若者、偏向したマスコミ、
平和ボケの政治家たちを縦横無尽にメッタ斬り。
思考停止の世間に一石を投じる論考集。
今こそ我らに「放言の自由」を! (amazon紹介引用)
百田尚樹『大放言』章別構成
まえがき
第1章 現代の若きバカものたちへ
やればできると思っているバカ/自分は誤解されているというバカ
自分を探すバカ/ブログで食べたものを書くバカ
好きな仕事が見つからないバカ/尊敬する人は両親と言うバカ
なんでもコスパで考えるバカ
第2章 暴言の中にも真実あり
地方議員はボランティアでやれ/原爆慰霊碑の碑文を書き直せ
日本は韓国に謝罪せよ/ガキと議論をするな
刑法を変えろ/図書館は新刊本を入れるな
売れなくてもいいならブログに書け
第3章 これはいったい何だ?
少数意見を取り上げるべきか?/これがセクハラ?
チャリティー番組は誰のため?/「○○はしない主義」って何?
本当に格差社会なのか?/自己啓発本の効能は?
テレビの規制は何のため?
第4章 我が炎上史
「人間のクズ」発言/「東京大空襲は大虐殺」発言
「南京大虐殺はなかった」発言/「ナウル・バヌアツはクソ貧乏長屋」発言
「日教組は日本のガン」発言/「九条信者を前線に送り出せ」発言
「土井たか子は売国奴」発言/「百田尚樹NHK委員、放送法違反! 」
「きれいなオネエチャンを食べたい」発言/「軍隊創設」発言
あとがき
特別付録 我が炎上史 番外編
特に第一章の「現代の若きバカものたちへ」が読み応えありました。本当にそうだなぁと納得感もありましたし、「わかりました!」「やります!」「出来ます!」という返事は良いけれど何も着手しない人の心理が文章で確認出来ました。
僕自身も「若きバカもの」とは、関わりを持ちたくないと思っているタイプですので参考になりました。まあ、もちろん自分も何十年前は大バカものだったんですけどね(笑)
去年の夏に出た本です。ぜひ、お読みください。
- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/08/12
- メディア: 新書
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百田尚樹さんの参考既刊本
- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: 単行本
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- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/15
- メディア: 文庫
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