僕が白石一文さんのファンだからということもありますが、この本は特別に良かったです。僕の世界観と一致していたので、読んでいて声が出るほど驚きました。こういう世界観を持った人が世の中にはたくさんいるのですかね?
ぜひぜひ、この本を読んで共感出来る人と話がしてみたいと思います。
自分のことは全くわからないのに、人のことはよくわかってしまうことがありますよね。その人がどうなっていくのか、誰と結婚するのか、どのくらい生きるのか・・・言わないですけどね。その能力を研ぎ澄ましていくと、さらに磨かれていきます。
ちょっと怖いけど不思議な白石一文ワールドで「生」を考えてみませんか?
『彼が通る不思議なコースを私も』内容紹介。
友人の生死を決める衝撃的な現場で霧子が出会った黒ずくめの男。彼は修羅場をよそに、消えるようにいなくなってしまった。後日、霧子は男に再会し、徐々に魅かれていく。彼の名は椿林太郎。学習障害児の教育に才能を発揮し、本気で世界を変えようと目論む、抜群に優秀な小学校教師。人は彼のことを「神の子」と呼ぶ。しかし、彼にはある大きな秘密があって…。生への根源的な問いを放つ傑作長編。
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