僕は、白石一文さん大好きです。本当に「小説を読んでいる」という至福の世界に入らせてくれる作家さんのひとりだからです。すぐそばにある日常のような空気を作りだして、僕たちをその世界にのめり込ませてくれますよね。
生きているとは一体何か、鋭く誠実に問いかけてくる白石作品は僕の読書欲をそそります。なんとなくですが・・・僕の方が徐々に白石作品に合ってきた、そんな気がしています。年齢を重ねるのも悪くないですね。今日はそんな彼の最新作を紹介します。
白石一文さんの『光のない海』集英社です。
『光のない海』内容紹介
社長、僕は一体いつまであの会社に縛られ続けるのですか?
建材会社の社長・高梨修一郎は、取引先の紛飾決算による経営危機に翻弄され、事態の収拾を図ると共に引退を考えはじめる。彼の脳裏に浮かぶのは、怒涛のように過ぎ去った日々の記憶。先代の女社長と彼の間には、誰にも言えない愛憎関係があった―。
個人と社会の狭間にある「孤独」を緻密に描き出す、傑作長編。
- 作者: 白石一文
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
合わせて読みたい白石本、セレクト3冊
- 作者: 白石一文
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/09/25
- メディア: 文庫
- クリック: 21回
- この商品を含むブログ (48件) を見る
- 作者: 白石一文
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/10/28
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: 白石一文
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/03/10
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 36回
- この商品を含むブログ (83件) を見る