「ビジネス書大賞」で審査員特別賞を受賞した本です。個人的には1位でも良かったんじゃないかと思うようなドキドキの知的な宇宙旅行に連れていってもらっているような本だと思います。2016年に絶対に読んでおく本です。おススメします。
松尾豊著『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)
- 作者: 松尾豊
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/03/11
- メディア: 単行本
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『人工知能は人間を超えるか』内容紹介
いま、将棋やクイズ番組など「人工知能vs人間」の戦いがあちこちで起こっている。2014年の英オックスフォード大学の研究報告では、今後10年から20年ほどで、人工知能を含むITの進化の影響によって、米国の702の職業のうち約半分が失われる可能性があると述べている。
最先端の人工知能技術「ディープラーニング」をめぐっては、グーグルやフェイスブックなどが数百億円規模の激しい投資・人材獲得合戦を展開。一方で、宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士や、実業家のイーロン・マスク、ビル・ゲイツなどが、「人工知能は人類を滅ぼすのではないか」との懸念を相次いで表明した。
そのテクノロジーは、ヒトを超える存在を生み出すのか。人間の仕事を、人類の価値を奪うのか。
▼ トップクラスの研究者が解きほぐす、「人工知能」の過去・現在・未来
ディープラーニングの特徴をひと言で言えば、コンピュータが人間のように「気づき」を得るしくみのこと。これまで「人工知能」と呼ばれていたものは、たとえ同じ計算を10万回やっても、1回目と10万回目のやり方は基本的に同じで、「もっと早く計算できる方法」に自ら気づけない。コンピュータの計算能力は飛躍的に上がったが、それは根本解決ではないのだ。しかし、その状況がディープラーニングによって革命的に変わる。
本書では、人工知能学会で編集委員長・倫理委員長なども歴任、日本トップクラスの
研究者の著者が、これまで人工知能研究が経てきた歴史的な試行錯誤を丁寧にたどり、その未来像や起きうる問題までを指摘。情報工学・電子工学や脳科学はもちろん、ウェブや哲学などの知見も盛り込み、「いま人工知能ができること、できないこと、これからできるようになること」をわかりやすく解説する。 (amazon内容紹介引用)
先ほどソフトバンクショップではペッパー君がお出迎えしてくれた。顔を認識して話をするように作られているんだろうが、視線を合わせて会話してくる。信じられないような時代になったものだ。介護も交通整理も掃除もロボットがやる時代になるだろう。
僕はロボットと暮らしても良いと思うし、共存していくしかないように思ってます。将棋でも囲碁でもチェスでも、人工知能に勝てなくなってきていることが象徴しているように、どんどん彼らは進化していって手がつけられなくなるやも知れない。
そうならないように、大事な「希望」は何なのかを、この本で勉強したい!
合わせて読みたい「人工知能」をテーマにした本
人工知能は私たちを滅ぼすのか―――計算機が神になる100年の物語
- 作者: 児玉哲彦
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/03/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- メディア: 単行本
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