スーパームーンで沸き立っていた夜、僕はこの本を一気読みしました。素晴らしく読みやすく、泣かせてくれるところもあり、安心して読書を楽しませてくれる青山美智子さんに感謝です。僕は、彼女が本を出したら全て読みたいと思ってます。
『月が立つ林で』内容紹介
長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。
つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでい――。
最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、心震える傑作小説。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。