フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

ジリ貧会社を再生した勇気と知恵と笑顔の物語『町工場の娘』

諏訪貴子『町工場の娘

町工場を見ながら僕も育ちました。

家から数メートルのところに町工場があって、そこでよくおばさん達のスポット溶接作業を眺めていました。時々火花が出たり夏はめちゃめちゃ暑い環境の中、黙々と正確に作業を続けるおばさん達の忍耐に感動していました。

僕はその頃から集中力がなく100まで数えることすら出来ない子供だったので、お金を貰っているとはいえ単純作業を何時間も続けるおばさんを尊敬してみていました。そんな人たちに町工場は支えられてきたんですよね。

社会人になってからも「町工場」を見る機会が何度もありました。その都度、心動かされてきました。なぜかと言えば・・・子供の頃、眺めていたおばさんは実は僕の母親だったからです。そうです、「町工場」のおかげで僕は大きくなったのです。

そんな僕からのお勧め本は、こちらです!ちょっと泣かせる本ですよ。

えっ、私が社長!?ジリ貧会社を再生した勇気と知恵と笑顔の物語。

町工場の娘

『町工場の娘』内容紹介(Amazo引用)

町工場を営む家の次女として生まれ、32歳の時に突然、主婦から先代の後を継ぐことになった女性経営者の奮闘記。

幼少期に亡くなった兄の「生まれ変わり」として育てられた。「ひょっとして私が会社を継ぐのかな…」という“予感"はあったが、大学卒業後は父の会社(ダイヤ精機)の取引先でもあった自動車部品メーカーに就職。その後、父に請われ、ダイヤ精機に入ったが、経営方針の違いから、2度のリストラ宣告を受ける。しかし、32歳の時に父が急逝し、突然社長を継ぐことに。バブル崩壊の余波もあって赤字経営が続く中、再建の舵取りをいきなり任され、以後、様々な壁にぶつかりながら、「町工場の星」と言われるまでに社業を復活させた。
生産管理へのIT導入、「交換日記」による若手社員との対話など、「情と論理」のバランスの取れた、女性ならではの経営手法が注目され、ダイヤ精機には今や全国から見学者から訪れる。その2代目社長が初めて筆を取り、父や兄への思いを綴りながら、社長になってから10年の軌跡を克明に振り返る。

町工場の娘

町工場の娘