フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

本当に寂しさを実感する前に「寂しさ」を勉強しておこう!

中森明夫「寂しさの力」(新潮新書)

頼れる人もいるけれど、応援してくれる人もいるけれど、僕たちは所詮一人で生まれてきて一人で死んでいく寂しい存在なのです。生きていくことは、この深い「寂しさ」との戦いでもあります。そこは僕の年齢になると実感してますよね。

そんな「寂しさ」と向き合い、勉強して、備える必要があることは明白な事実でありますので、今日は鬼才:中森明夫さんの寂しさの力 (新潮新書)を紹介いたします。ここに向き合うと強くなれるので、備えるためにも読んでおきましょうね!

内容紹介(amazon引用)

 

人間のもっとも強い力は「さみしさ」だ。スティーブ・ジョブズ、ウォルト・ディズニー、坂本龍馬、山口百恵や酒井法子…世界を変える偉人やスターは、みんな猛烈なさみしさの持ち主だった。彼らは精神的「飢え」をいかにして生きる力に変えていったのか。自身の喪失体験をもさらけ出して人生の原動力を示した筆者の新境地。さみしくても大丈夫、ではない。さみしいから、大丈夫!なのだ。

寂しさの力 (新潮新書)

寂しさの力 (新潮新書)

寂しさの力 (新潮新書)

 

章別紹介 

 


序 章 人はなぜ泣きながら生まれるのか?
一番最初の光景/まさか自分が「さみしい」なんて/孤独とさみしさは違う/
誰も「さみしい」とは言わない/俺は、さみしい!

第一章 悲しさは一瞬、さみしさは永遠
さみしさの原因/幼少期の瀕死体験/選挙に狂奔する父/上京して家出少年になる/
爆発的な読書体験/万引き少年団/家庭裁判所へ/父の死/篠山紀信夫妻と食事/
箸の持ち方の師匠/父との再会/死とは「いない」こと/「悲しさ」とさみしさ/父の〝形見〟

第二章 さみしさの偉人たち
龍馬人気の不思議/龍馬の孤独/一度は忘れ去られた/三度の復活/
龍馬はなぜよみがえったか?/ディズニーランドを作った男/
ウォルト・ディズニーの子供時代/〝創造と狂気〟の生涯/さみしい子供の楽園/
「誕生と破局」/小林秀雄のヒトラー論/二十歳の浮浪者/三島由紀夫のヒトラー劇/
さみしさの独裁者/大正時代のスーパースター/こんな男がいたのか! /
大杉栄に会いたい/涙を隠さない男/スティーブ・ジョブズの死/捨てられた子供/
クレージーな人たち

第三章 芸能界は、さみしさの王国
芸能人とは何か?/欠点が魅力/精神的な飢え/異様に明るい少女/酒井法子とは何者か?/
のりピーの〝秘密〟/相澤会長の涙/存在そのものが悲しい/〝死の影〟/
何のために命を懸けるか?/美空ひばりと山口百恵/ユーミンの〝孤独〟/
それでも、あなたは歌いますか?/中島みゆきからの返答

第四章 さみしさの哲学
モンテーニュの孤独観/中二病・ルソー/沖仲仕の哲学者・ホッファー/
祖国を追われたツヴァイク

終 章 自分が死ぬということ
あの瞬間、思い浮かべた顔/母の手を握る/さみしさの彼方に