フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

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【累計250万丁の大ヒット工具】「ネジザウルス」は、なぜ売れたのか?~大阪:町工場ヒットの秘密~

「ネジザウルス」の逆襲 累計250万丁の大ヒット工具は、なぜ売れ続けるのか

大阪の町工場が生んだ大ヒット工具「ネジザウルス」。
その生みの親が明かす中小企業のための売り伸ばし術。

「ネジか・・・」そういえば、家庭用のネジは手作業で締めたり外したりするので、かなり力が要りますよね。なおかつ、要領が悪いのでネジ山をなめてしまって潰してどうしようもない状態になってしまったこと、何度もありますよね?

そんなネジの歴史を変えた『ネジザウルス』!大阪の町工場が生んだ大ヒット工具の産みの苦しみやヒットの秘密を公開します。

「ネジザウルス」の逆襲 累計250万丁の大ヒット工具は、なぜ売れ続けるのか

 ◎シリーズ累計250万丁! 話題の大ヒット工具は、なぜ売れたのか?
2002年の発売以来、シリーズ(5製品)累計で250万丁を売り上げ、いまも売れ続けている「ネジザウルス」。年間1万丁も売れればヒット商品とされる工具業界にあって、驚異的な販売実績を記録しています。開発したのは、大阪に本社を置くエンジニア。従業員30名の町工場が、なぜこれほどの大ヒット工具を生み出したのか。
同社社長の髙崎充弘氏が、こだわりの商品開発やユニークなプロモーション活動など、中小企業がヒット商品を生み出すためのヒントを披露します。

◎溝がつぶれたネジでもはずしてしまう「ネジザウルス」
ネジ頭の溝がつぶれてしまったり、ネジそのものがサビてしまったりすると、もはやドライバーは役に立ちません。でも、ネジザウルスが1本あれば大丈夫。ネジザウルスは特殊な加工が施されたプライヤー(ペンチ)で、たとえ溝がつぶれていても、ネジ頭をぐっとつかんではずすことができます。不可能を可能とする画期的な機能によって、ネジザウルスは全国発明表彰「日本商工会議所会頭発明賞」や文部科学大臣表彰「科学技術賞」など、多くの賞を受賞しました。

◎中小企業経営者ならではの視点で「ヒットのコツ」を語ります
前例がないほど売れ続けているネジザウルスも、発売当初はまったく売れませんでした。しかし、あることをきっかけに売れ始め、ヒット工具の仲間入りを果たします。
ところが、40万丁を売り上げたあたりで失速。もうそれ以上は売れないと誰もが考えましたが、社長の髙崎氏は「まだ売れる」と確信。シリーズ最大のヒットを記録した「ネジザウルスGT」を投入したことで再び人気に火がつき、同シリーズを現在の大ヒットへと導きました。画期的な商品が、必ず売れるわけではありません。どれほどすぐれた機能も、お客様に正しく伝わり、理解されなければ意味がない。また、たとえ一時的に売れたとしても、さらに売り伸ばして大ヒットへ発展させるには、特別な「何か」が必要です。

本書では、髙崎氏がみずからの経験をふまえた実感的な「ヒットのコツ」を包み隠さず披露しています。そのほか、試行錯誤を繰り返していたころの失敗談やユニークなアイデアを生む独自の発想法、そして知的財産の活用術まで、中小企業経営者ならではの視点で語り尽くします。 

「ネジザウルス」の逆襲 累計250万丁の大ヒット工具は、なぜ売れ続けるのか

「ネジザウルス」の逆襲 累計250万丁の大ヒット工具は、なぜ売れ続けるのか