冒頭部分で紹介されている松下幸之助さんのエピソードを紹介します。
ある京都の講演会で、幸之助さんはこんな話をしました。「中小企業はいざというとき困らないように、ダムのように常に内部留保を務めることが大切だ」という持論『ダム経営』について話したところ、聴衆から「理論はわかったから、具体的にどうにやったらどうできるのか?」という質問が飛びました。すると、幸之助さんは一言「強く願うことです」と答えました。この回答に会場は大爆笑。もっと具体的な方法を話してくれるものかと期待していただけに、肩透かしをくらわされた感じだったのでしょう。
僕も昔このエピソードを読んだ時に、変なおじさんだなぁと思いました。でも、年齢を重ねて、経験を積んでいくうちに、この話の真実がわかるようになってきました。「強く願こと」によって何が生まれるのかわかったのです。
確かにそれが「熱意」であり、我々を動かしている源だと思います。
この本はどこから読んでも面白いですから、気軽にポケットにいれて持ち運んで隙間時間に読むと良い本です。ぜひぜひのオススメ本です。偉人のエッセンスがぎゅっと濃縮された本ですよ。
「数式思考」の技術 「知的生産力」を10倍アップさせるフレームワーク (講談社+α新書)
- 作者: 中島孝志
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/05/09
- メディア: Kindle版
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数字と図解で読む勝ち組仕事人の勝者の理由 カリスマ経営コンサルタントが、「小」が「大」に勝つための仕事・経営の極意を、数字を駆使して語る。日経ウェブ「BIZPLUS」の大人気連載を待望の一冊に
「数式思考」の技術 章別構成
はじめに
第一章 一流は万能の「仕事の数式」を持っている
第二章 「経営の神様」が愛した数式
第三章 勝ち続けるモンスターの「儲けの数式」
第四章 「金の生る木」を生み出す数式
第五章 とことん強くなる数式、弱者から抜け出す数式
第六章 お客をぐっと惹きつける「一人勝ち」の数式
第七章 危険を勝ち抜く「タフな経営」の数式
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