フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

人生の必読本を三冊~パート2~

今夜も続けて人生の必読本を紹介します。とっても良い本ばかりですので、ぜひぜひ読んでみてください。必ず読んで良かったと思えますよ。今日は心温まる小説編です。かなり泣けたというか、号泣した本ばかりです。では、紹介します。

1、梨木香歩「西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

この本を読まずには死ねないと思います。僕は嫁が映画をみて凄く感動したと言って帰ってきたので「本も間違いないはず!」と思い、速攻本屋さんに行って買って来てその日のうちに読み終えました。

読み合わった後に部屋の隅で丸くなって泣いてました。でも何だか清々しくて周囲の空気まで新鮮になったような感じで、読んで良かったと思いました。「西の魔女が死んだ」ってタイトルが強烈でワクワクさせるでしょ?

でも内容は淡々と時間が流れます。ものすごく良いですよ~

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。

 2、三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

 

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦がころがりこんだ。ペットあずかりに塾の送迎、納屋の整理etc.―ありふれた依頼のはずがこのコンビにかかると何故かきな臭い状況に。多田・行天の魅力全開の第135回直木賞受賞作。

 このシリーズは最高に良いです!不器用な2人が引き起こす大騒動に笑いあり涙ありで、小説としてとても楽しめまし。試しに映画を観てみたら、これがまた面白い。シリーズ新作も見ようと思っています。三浦しをん、上手過ぎる♪

3、小川糸「食堂かたつむり (ポプラ文庫)

 

食堂かたつむり (ポプラ文庫)

同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、倫子はさらに声をも失う。山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。それは、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂だった。巻末に番外編収録。

一日一組のお客様だけをもてなす食堂。この設定が凝っているんですよね~料理の素材選び、支度、調理、おもてなしなどなど、とても素敵な時間が流れる小説です。僕はこの本を引き込まれるように読みました。

全てを捨てて、どこかに籠って、好きな事だけやって淡々と生きていきたい。そんな願望が僕の心のどこかにあって、その想いとこの本がシンクロしたのかも知れませんね。この季節に似合う本かも知れませんね。

 

はい、今日はこの3冊です。いかがでしょうか?お風呂にでも入りながら読むと良い本だと思いますよ。お勧めいたします♪