フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

心屋仁之助『「好きなこと」だけして生きていく。』

 心屋仁之助さんの「「好きなこと」だけして生きていく。」とっても良かったので新年一発目の紹介本に決めました。読み進めていくと、驚くようなこと、共感出来ることが満載でした。生きるコツがしっかり書いてある本です。

読むきっかけになったのは「立花岳志」さんのブログです。彼の2014年に読んだ本のベスト1にランキングされていました。「え?1位がこの本なの?」と内心ビックリしました。この本だけはすぐに読まなくてはならないと、手に取ったわけです。

立花さんの書評はすごいので僕は足元にも及びませんが、参考にさせていただきました。ありがとうございます!でも、僕も全く違う視点でこの本を評価させていただきますから、お楽しみにしてくださいね~

「好きなこと」だけして生きていく。

心屋仁之助『「好きなこと」だけして生きていく。

好きなことだけして、生きていけるわけないでしょ!

この本の表紙を見て、みなさんそう思いますよね。「そんなこと出来る訳ないでしょ!」でも、・・・自分の人生をよくよく振り返ってみると、好きなことを好きなようにした方が結果が良かったのです。そんな経験ありませんか?

僕はあります。家族のために毎日ちゃんと会社に行って頑張らないといけない。将来のために貯蓄して将来に備えなくてはいけない。ご近所の人、周囲の人に恥ずかしくないようにちゃんとしていなくてはいけない。こう思ってました。

しかしながら、頑張れば頑張るほどゴールが見えなくなってしまうのです。そして大切なはずの自分の時間や自己研鑚機会、そして家族の絆が失われてしまっていたのです。これって間違ってますよね。僕も30代には気がつきませんでした。

章別構成と、そこからの気づき

目次(章別構成)を紹介します。僕はここを一番大事にしていて、必ずノートに書き写してから読み進めます。これを後で見るだけで書いてあったことがリアルに思い出されますし、何を書こうとしている本なんのか見当もつくからです。

  1. 頑張って生きても得るものはない
  2. 好きなことをして生きていると幸せがやってくる
  3. 好きなことをして生きる考え方
  4. 好きなことをして生きるコツ
  5. 好きなことがないという人のために

第一章、「頑張って生きても得るものはない」って・・・強烈過ぎるタイトルですよね。僕は薄々わかっていましたが、改めで文字で読むと辛かったです。「評価」「価値」の成り立ちからして、仕方ないことなんですけどね。

「好きなこと」だけして生きていく。

「好きなこと」だけして生きていく。

 

アマゾンの内容紹介を引用

この本のアマゾンの内容紹介がとても上手くまとめてあったので引用します。好きなことだけをして生きていく。「そんなことができたら幸せだなあ。でも、それができるのは、才能や能力がある人だけ。自分には無理」と思っていませんか? でも、本当は誰でもその人にあった好きなことをして、もっと自由に生きることが可能なのです。もちろん、お金に困ることもありません。

本書では、19年間会社員をやってきて、今はカウンセラーとして、自由と豊かさを得た著者が、誰もがその人なりに「好きなことだけをして生きていく」方法を紹介します。
「“努力=報われる"ではない」「人生は、本当は上りのエスカレーター」「好きなように生きることに罪悪感を感じる必要はない」「やりたくないことをやめる」「人に迷惑をかけたり、嫌われることを恐れない」「好きなことをして生きるためには、〝一番嫌なあること"をする」など、実践できる具体的な方法がつまっています。
あなたも、ガマンがいっぱいの人生から解放されませんか?

この本のエッセンスを上手くまとめてますね~

自分の経験からこの本を分析する

僕自身も若い頃は我武者羅に仕事をしていました。今思い返すと「一体何を目標にしていたんだろう?」と不思議に思います。まさに、周囲に良い人と思われたいとか、そうあることが当然のように考えていたのだと思います。

僕も大事なものをたくさん失いました。健康も、家族も、時間もです。失って初めて「どうやって生きていくのか?」という人生の問題を考えるようになれました。「文房具ブログ」に辿り着いたのは運命だったのかも知れません。

文房具ブロガーになってから、会社以外の人間関係もつくることができました。テレビ・新聞・雑誌に取り上げていただいたおかげで、これから一生困らないほどのライフワークを見つけることが出来たのです。

こんな経験を持っている僕が、この本を読んで引っ掛かったところを引用させていただきますね。

p、19 実は、あなたがあなたの価値を認めていないのに、人があなたの価値を認めるわけがないのです。

 僕たちの受けてきた教育のせいもあるんでしょうが、僕たち「自己評価」低いですよね。ここは間違いなく良くないですし、他者からの評価も受け入れが出来にくいのですよね。僕はここを周囲も巻き込みながら修正していきたいです。

 

p、79 みんな「好きなことをして生きていきたい」と思うのに、それができないのは、目の前の「嫌われる」という一番大きな問題が乗り越えられないからです。その手前で「これでいいや」と言って、我慢して生きているからです。

ここは強烈にハートに刺さりました・・・そうです、我慢して諦めて生きているんです。ここを乗り越えるためには、ちょっとした勇気が必要ですね。まさに「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」ですね。

 p、118 そこそこだと思っていると、そこそこの結果しか来ない。僕はそれまで自分がそこそこの人間だと思っていたので、そこそこの人生しか送れませんでした。

 全くその通なんです。自分を小さく評価していると大きなチャンスが来ても受け入れ出来なかったり断ってしまうことが多いのです。僕も最初にテレビの出演依頼が来た時に「僕のような人間がテレビに出るなんて」と断ろうと思いました。

嫁さんに相談したら「何言ってるの!せっかく声をかけてもらったんじゃないの、馬鹿じゃないの?」と叱咤激励されて決断しました。(一緒にやろうと言ったら断られましたが・・・(笑))自分をそこそこなんて夢にも思ってはいけないのです。

まとめ

もしもこの本のタイトルに「そんなこと出来る訳ないじゃない!」と思えたなら、絶対に自分を変える大チャンスだと思ってこの本を読んでみてください。そして何でもいいから実践してみてください。

階段を上る様に新しい視界が開けますよ。

今年最初の読書にふさわしい良い本でした。お勧めします。