
人気のある作家さんとして注目していましたが、しっかり向き合って読んだのが2度目です。2023年の『可燃物』もなかなかの力作でした。でも、僕はこちらの『黒牢城』の方が、数十倍面白かったですね。史実に忠実なのかは別議論として、面白かったです。
2日ほどかかって読み終えたのですが、読了感も抜群です。登場人物が多いので、付箋を打ったり、書き付けながら読むことをおすすめします。主人公:村重の側近については、遡って読み返したりして大変でした。まあ、最後まで読めばわかるんですけどね。
ミステリーと歴史小説をちゃんと両立させています。僕は、織田信長がどうしてここまで殺戮を繰り返さなくてはならなかったのかを、この本でよく理解できたと思っています。ぼんやりしていた一向宗との対立構図がよく見えてきました。良かったです。
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(内容紹介です)
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の集大成。『満願』『王とサーカス』の著者が辿り着いた、ミステリの精髄と歴史小説の王道。(Amazon内容紹介引用)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。
