この江國香織さんの『神様のボート』良かったです。
小説の世界に引き込まれてしまいました。実にうまい!圧倒的な筆力です。僕は、この小説のタイトルも作者もよく知っているのですが、読んだのは初めて。偶然に出会った本をじっくり読めることは幸せですね。
この本、瀬戸市にある「本・ひとしずく」さんという古民家を利用した本屋さんで購入してきたないしょ本です。一体、どんな本が包装されているのかわからないのですが、カバーに手書きで書いてあるキーワードを頼りに購入するのです。
もちろん、チョイスしても自分に合わない本もあるのですが、読んでみたいなぁと思っていた本が結構な確率で当たります。そして、読み始めると引き込まれちゃう本が多いですよ。ぜひとも、お近くにお越しの際には是非!
「本・ひとしずく」さんのインスタはこちら⬇️⬇︎⬇︎
https://www.instagram.com/hitoshizuku_books/
『神様のボート』内容紹介
あたしは現実を生きたいの。ママは現実を生きてない。
消えたパパを待って、あたしとママはずっと旅がらす……。恋愛の静かな狂気に囚われた母と、その傍らで成長していく娘の遥かな物語。
昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。“私の宝物は三つ。ピアノ。あのひと。そしてあなたよ草子"。必ず戻るといって消えたパパを待ってママとあたしは引越しを繰り返す。“私はあのひとのいない場所にはなじむわけにいかないの"“神様のボートにのってしまったから"――恋愛の静かな狂気に囚われた母葉子と、その傍らで成長していく娘草子の遥かな旅の物語。
まだ、読んでいない方はぜひとも文庫本でどうぞ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。