最近、ビジネス書ばかり読んでいて普通の文芸書まで手が出せていないので、ちょっと心が寂しがっているような気がします。求めているものが全く違うので少し生き抜きするくらいのつもりでじっくり本に向き合いたいですね。
今日は単行本・文芸書のベスト10をお送りいたします。
目次
- 第10位、高山一実『トラペジウム』
- 第9位、辻村深月『かがみの孤城』
- 第8位、池井戸潤『下町ロケット ヤタガラス』
- 第7位、古市憲寿『平成くん、さようなら』
- 第6位、伊坂幸太郎『フーガはユーガ』
- 第5位、宮部みゆき『昨日がなければ明日もない』
- 第4位、川口俊和『コーヒーが冷めないうちに』
- 第3位、白田『府中三億円事件を計画・実行したのは私です』
- 第2位、東野圭吾『沈黙のパレード』
- 第1位、内館牧子『すぐ死ぬんだから』
- あわせて読んでいただきたい僕の読書ブログの本
第10位、高山一実『トラペジウム』
乃木坂46から初の小説家デビュー!
現役トップアイドルが、アイドルを目指すある女の子の10年間を描いた感動の青春小説!
高校1年生の東ゆうは「絶対にアイドルになる」ため、己に4箇条を課して高校生活を送っていた。「SNSはやらない」「彼氏は作らない」「学校では目立たない」「東西南北の美少女を仲間にする」……?
努力の末、ついに東西南北の“輝く星たち”を仲間にした東が、高校生活をかけて追いかけた夢の結末とは!?
第9位、辻村深月『かがみの孤城』
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。
第8位、池井戸潤『下町ロケット ヤタガラス』
2018年10月放映、ドラマ「下町ロケット」(TBS日曜劇場)新シリーズの原作小説『下町ロケット ゴースト』に連なる、「宇宙から大地」編、クライマックスへ――!
社長・佃航平の閃きにより、トランスミッションの開発に乗り出した佃製作所。果たしてその挑戦はうまくいくのか――。
ベンチャー企業「ギアゴースト」や、ライバル企業「ダイダロス」との“戦い"の行方は。帝国重工の財前道生が立ち上げた新たなプロジェクトとは一体。そして、実家の危機に直面した番頭・殿村直弘のその後は。
大きな挫折を経験した者たちの熱き思いとプライドが大激突!
準天頂衛星「ヤタガラス」が導く、壮大な物語の結末や如何に! ?
待望の国民的人気シリーズ第4弾! !
第7位、古市憲寿『平成くん、さようなら』
平成を象徴する人物としてメディアに取り上げられ、現代的な生活を送る「平成くん」は合理的でクール、性的な接触を好まない。だがある日突然、平成の終わりと共に安楽死をしたいと恋人の愛に告げる。愛はそれを受け入れられないまま、二人は日常の営みを通して、いまの時代に生きていること、死ぬことの意味を問い直していく。なぜ平成くんは死にたいと思ったのか。そして、時代の終わりと共に、平成くんが出した答えとは―。『絶望の国の幸福な若者たち』『保育園義務教育化』などで若者の視点から現代日本について考えてきた著者が、軽やかに、鋭く「平成」を抉る!
第6位、伊坂幸太郎『フーガはユーガ』
常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。
第5位、宮部みゆき『昨日がなければ明日もない』
『希望荘』以来2年ぶりの杉村三郎シリーズ第5弾となります。中篇3本を収録する本書のテーマは、「杉村vs.〝ちょっと困った〟女たち」。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザーを相手に、杉村が奮闘します。
第4位、川口俊和『コーヒーが冷めないうちに』
とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという
ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる
その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ
めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる
第3位、白田『府中三億円事件を計画・実行したのは私です』
この場を借りて、ひとつの告白をさせていただきます。――府中三億円事件を計画、実行したのは私です。今なお語り継がれる未解決事件、完全犯罪として成立している事件の全貌を、みなさんにお話しいたします。
1968年12月10日に東京都府中市で起きた『三億円事件』。
「その犯人は、私です。」
今年8月、突如インターネットサイトに投稿された小説によって、日本中が話題騒然となった。あの日、何があったのか――。
昭和を代表する迷宮入り事件。
奇しくもちょうど50年目を迎える節目の今年、「小説家になろう」に投稿され、ネット騒然!
ランキング1位! 800万PV突破の話題作、緊急発売!!
第2位、東野圭吾『沈黙のパレード』
突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。
第1位、内館牧子『すぐ死ぬんだから』
終活なんて一切しない。それより今を楽しまなきゃ。78歳の忍ハナは、60代まではまったく身の回りをかまわなかった。だがある日、実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身よりまず外見を磨かねば」と。仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲っているが、問題は息子の嫁である。自分に手をかけず、貧乏くさくて人前に出せたものではない。それだけが不満の幸せな老後だ。ところが夫が倒れたことから、思いがけない裏を知ることになる―。人生100年時代の新「終活」小説!
以上であります。1位、2位、3位くらいは読みたいと思います。
まだまだ読まなくてはならない本が多いです。