フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

働き方改革の最大の障害は残業です!『残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうか?』

残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか? (光文社新書)

僕も若い頃は死ぬほど残業していました。残業して休日出勤して疲れ果てて、よく日曜日は動けなくて何もやらずにビールを飲んで1日寝ていました。そんな人生なんて、何が楽しいのかよくわからなくて鬱になりました。

鬱になったきっかけは上司と上手くいかなくなったからです。僕がこうすべきだと思いこととことごとく対立するので、その怒りを消化できなかったので眠れなくなりました。そして起きられなくなったのです。ちょっと絶望しました。

病院に言って診断書をもらってきて、抗鬱剤を飲んで自宅療養していたら馬鹿らしくなってきました。こんな風に生きながらえても、死んでいると同じだと思ったので思い切り開き直って楽しく生きることにしました。そしてまだ生きてます。

おかげでとても楽しく生きてます。あの頃の心のぐるぐるは一体何だったんでしょうか?今になって考えても理解できませんが、長時間残業がその一因だったことは間違いないと思うんです。そんな働き方は世界から追放したいです。

まずは身近なところからと思うので、この本を紹介しますね。売れると思います。

『残業学』の内容紹介

 超高齢化社会を迎え、あらゆる仕組みをアップデートする必要に迫られている日本。女性やシニア、外国人をはじめとした多様な人々の力が鍵となる中、それを拒む最大の障壁が、日本独特の働き方「残業」です。
政府も企業も「働き方改革」を叫ぶ今、本当に必要なのはそれぞれの「持論」ではなく、客観的なデータを基にした「ガチ」な対話。
一体なぜ、日本人は長時間労働をしているのか? 歴史、習慣、システム、働く人の思い――2万人を超える調査データを分析し、あらゆる角度から徹底的に残業の実態を解明。仕事と人生の「希望」は、ここから始まります。
パーソル総合研究所×立教大学・中原淳の共同研究「希望の残業学」プロジェクトを書籍化!

『残業学』の章別紹介

残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか? (光文社新書)

残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか? (光文社新書)

 

 はじめに

オリエンテーション ようこそ! 「残業学」講義へ

「働く人」=「長時間労働が可能な人」でいいのか
残業は「データ」で語るべき
ウザすぎる! 残業武勇伝
残業が個人にもたらすリスク
残業が企業にもたらすリスク
必要なのは、「経営のためにやる」という発想
なぜ、「希望」が必要なのか
大規模調査のデータ
コラム1 ここが違うよ! 昭和の残業と平成の残業

第1講 残業のメリットを貪りつくした日本社会
「日本の残業」はいつから始まったのか?
底なし残業の裏にある2つの「無限」
「残業文化」にはメリットがあった
第1講のまとめ

第2講 あなたの業界の「残業の実態」が見えてくる
1位が運輸、2位が建設、3位が情報通信
明らかになった「サービス残業」の実態
第2講のまとめ
コラム2 「日本人は勤勉」説は本当か?

第3講 残業麻痺――残業に「幸福」を感じる人たち
「月80時間以上残業する人」のリアルな生活
「残業=幸せ」ではないが……
「残業麻痺」と「燃え尽き症候群」
「幸福感」と「フロー」の関係
残業しても「見返り」が約束されない時代なのに
ただの「達成感」を「成長実感」にすりかえるな
「努力」を「成長」と結びつける日本人
「越境学習=職場外での学び」の機会の喪失
第3講のまとめ
コラム3 「男は育児より仕事」は本当か?

第4講 残業は、「集中」し、「感染」し、「遺伝」する
残業は「集中」する
「できる部下に仕事を割り振る」は悪いことか?
上司はつらいよ、課長はもっとつらいよ
残業は「感染」する
残業は「腹の探り合い」が 生み出す悲劇
仕事を振られるのが嫌だから「フェイク残業」する
「残業インフルエンサー」の闇
「集中」「感染」が起こりやすい職業
残業は「遺伝」する
必要なのは「学習棄却」
「集中」「感染」「麻痺」「遺伝」しやすい職種は?
第4講のまとめ

第5講 「残業代」がゼロでも生活できますか?
生活のための「残業代」
残業代を家計に組み込んでしまうと……
残業代が減ると、損をしたような気持ちになる
「生活給」という思想
上司の指示が曖昧だと、部下は残業代を当てにする
解き明かされた残業発生のメカニズム
日本全体で残業を「組織学習」してきた
第5講のまとめ

第6講 働き方改革は、なぜ「効かない」のか?
企業の「働き方改革」は本当に効果が出ているのか?
残業施策の失敗による職場のブラック化への道
段階1 残業のブラックボックス化
段階2 組織コンディションの悪化
段階3 施策の形骸化
施策失敗の「3つの落とし穴」
原因1 「施策のコピペ」の落とし穴
原因2 「鶴の一声」の落とし穴
原因3 「御触書モデル」の落とし穴
第6講のまとめ

第7講 鍵は、「見える化」と「残業代還元」
「外科手術」の4ステップ
ステップ1 残業時間を「見える化」する
ステップ2 「コミットメント」を高める
ステップ3 「死の谷」を乗り越える
ステップ4 効果を「見える化」し、残業代を「還元」する
第7講のまとめ

第8講 組織の生産性を根本から高める
「外科手術」の限界
マネジメントの変革編1 「罰ゲーム化」したマネジャーを救え!
マネジメントの変革編2 「希望のマネジメント」に必要な3つの力
マネジメントの変革編3 「やることはいくらでもある」わけがない
マネジメントの変革編4 部下への声かけは「2割増し」で
マネジメントの変革編5 「抱え込み上司」にならないために
組織ぐるみの改革編1 「残業の組織学習」を解除する「3つの透明性」
組織ぐるみの改革編2 重なりあう「マネジメント・トライアングル」
組織ぐるみの改革編3 「希望の組織開発」の鉄板フレーム
組織ぐるみの改革編4 組織開発を実際にやる際のコツ
組織ぐるみの改革編5 豊田通商を変えた「いきワク活動」
第8講のまとめ
コラム4 「やりっぱなし従業員調査」はなぜ生まれるのか
コラム5 会議のムダはどれだけあるのか?

最終講 働くあなたの人生に「希望」を
残業と日本の未来
「成果」の定義を変える――「努力+ 成果」から「時間あたり成果」へ
「成長」の定義を変える――「経験の量」から「経験の質」へ
「会社」の定義を変える――「ムラ」から「チーム」へ
「ライフ」の定義を変える――「仕事との対立」から「仕事との共栄」へ
平成が終わる今こそがチャンス
「残業学」を学んだあなたへ

おわりに
本書の調査概要

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