先日、奈良の東大寺に行ってきた。その日の朝に思いつき、車を走らせて行ってきたのだが本当に楽しかった。中でも東大寺は格別に面白かった。大仏さまを何十年ぶりに見たが、相変わらず大きかったし、柱くぐりも出来た。
その東大寺の大仏の後ろ側には等身大よりも大きいが、大仏よりも身近な大きさの神々が祀られている。名前は忘れたが、弁財天、毘沙門天、帝釈天たちのはずだ。これらの神々がインドからやってきたことは子供でも知っている。
そうなのだ。僕たちの文化の源流の一翼は確実にインドからやってきてる。全くの異世界のように感じ、遠い国インドは僕たちにとって本当は身近な国でなくてはならないのだ。そんなインドのことを書いた本が出たので挑戦してみました。
山田真美さんの文章がわかりやすいので、あっという間に引き込まれました。読み易いので、僕たちとインド文化の違いなどを簡単に理解することが出来ます。かなりお勧めしたいので、今日はこの本を紹介します。
『運が99%戦略は1%インド人の超発想法』内容紹介。
世界的企業のトップを次々と輩出するインド工科大学が、著者の山田真美氏に「わが校に日本の文化を教えにきなさい」と声をかけた。
グーグルやマイクロソフト、日本ではソフトバンクの幹部も、同大出身者なのはよく知られている。ちなみに、アメリカ航空宇宙局NASAも4人にひとりがインド人技術者。果たして同大に学ぶ生徒とはどのような人材か?
さらに、インドに10年近く居住し、1990年よりブリタニカ国際年鑑でインドの内政・経済・外交記事を担当、各界の人物にも会ってきた山田氏。その氏が、「大部分のインド人は、最初に会ったときがいちばんすごい」と述べるインド人のプレゼン上手さ。日本人はその逆、自分をできるだけ小さく評価するが、良いところをあとから次々出してくる。一事が万事、身をもって日本人とインド人の「すごい違い」と、日本人には目からうろこの「強み」があるのを実感。その比較と分析を痛快に語る。
近年ITの世界ではインドがトップに君臨していると聞く、素晴らしい人材と教育でその道では世界を凌駕しているのだ。素晴らしいことだと思う。反面、その根幹部分を少しだけ日本に取り入れたら、どうなるんだろうかとわくわくする。
古くからの精神風土に根ざした思考法によって支えられているインド人の思考法は、日本人にも共通する部分はたくさんあると思われる。さらにはその強みは日本人のほうが、ひょっとしたら有利かもしれないですしね。
この本はインドを、さらにはインド人を理解させてくれます。
そういう文化なのだと知ってからインドにいけばいいんですね。面白かったです!
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