浦沢直樹先生の『ビリーバット』が遂に20巻で完結した。縦横無尽のSF歴史大河と言われるだけある読み応えのある漫画だった。どこで連載されていたのかは知らないが、僕はこの漫画が発売されるのを楽しみにしていたので、非常に残念である。
たくさんのメッセージをこの漫画からもらった。何度繰り返し読んでも飽きないと思う。僕は同じ漫画を繰り返し読むのが得意なので、ベットサイドの本棚に入れて気が向いたときに読み返そうと思う。毎回違うメッセージをビリーバットはくれるはずだ。
そんな最終巻を今日は紹介します。
さらばビリーバット!! さらば人類!! 下山事件、月面着陸、十字架の救世主、伊賀の乱、ケネディ暗殺、フランシスコ・ザビエル、東京オリンピック、アインシュタイン、ヒトラー、関東大震災、9・11同時多発テロ……そして相次ぐ戦争……崩壊する文明!!縦横無尽のSF歴史大河、ついに完結!!
一体、「ビリーバット」は何だったのだろう?
「命は尊い」「人は、どうして許し合えないのか」そんなことを、主人公であるケビングットマンがつぶやきます。その気持ちを漫画で書きたいという彼にビリーは「そのためにお前が生まれてきたんだよ」と教えてくれます。
これなのか?ここなのか?僕にはよくわかりませんが、全てはここにつながるためにあったのかも知れません。読む人によって受け止め方は様々でしょうが、作者の自分自身のライフワークとも繋がっているのかもしれないですね。ここはすごく気になります。
ちょっと「ネタバレ」気味なので気をつけてくださいね。
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