入社して1年くらい立った時に鬼のような部長が上司としてやってきた。僕は抵抗する術もなく、よく失敗したことについて怒られていた。怒り出すと1時間でも2時間でも説教するので、本気で「早く死なんかな?」とか若さに任せて考えていた。
そんな説教部長だったが役に立ったことも多大にあった。
その一つが、この本を教えてくれたことだ。最初は自分の説教癖を正当化するために僕にこの本を読めと言っているのかと思った。しかし、読んでみると面白くてためになったので感謝している。僕が力をつけて戦えるようになった頃、いなくなった。
そこは非常に残念で、一度対戦してみたいものだ。
『ビジネスで活かす 電通「鬼十則」』内容紹介。
「仕事は創るべきで、与えられるべきでない」「難しい仕事を狙え」「摩擦を怖れるな」…未曾有の広告不況にも強さを見せる電通。第4代社長・吉田秀雄が半世紀以上前に創った社訓「鬼十則」の教えは、今も古びない。辣腕をふるった元電通マンが、自らの仕事に十則をどう実践してきたか。あなたのビジネスに直結する「十則」活用術。
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