オススメの新書です!
この本の中で紹介されている本のラインアップを見ていると、人間性が浮かび上がってきます。東大主席弁護士とか言ってますが、本当は僕たちと同じ人間で、同じような本を読んで人生を楽しもうとしているのがよくわかります。
ちょっと著者さん紹介です。
山口真由(やまぐちまゆ
一九八三年、札幌市生まれ。筑波大学附属高校進学を機に親元を離れ上京。
二〇〇二年、東京大学入学。三年生時に司法試験、四年生時に国家公務員第I種試験に合格。
成績は“オール優"で〇六年三月に法学部を首席で卒業。同年四月、財務省に入省し、主に租税政策に従事する。〇八年退官、〇九年弁護士登録。企業法務などを担当しながら、テレビ番組や執筆等でも活躍する。一五年八月よりハーバード大学ロースクールに留学。
主な著書に『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』(扶桑社)、『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』(PHP研究所)、『いいエリート、わるいエリート』(新潮新書)がある。
『前に進むための読書論』内容紹介。
結果を出す、やり遂げるための情熱は、読書からしか得られない!
東大法学部を首席卒業後、財務省を経て弁護士に。そして、ハーバード大学ロースクールを卒業。
そんな著者をつくりあげた児童書から歴史小説までを100冊紹介!
浅田次郎、遠藤周作、佐藤賢一、沼田まほかる、林真理子、藤本ひとみ、吉本ばなな、隆慶一郎、フレデリック・フォーサイス、ディック・フランシス、トニ・モリスン、O・R・メリング……
【内容紹介】
「東大首席卒業」「財務省勤務」「弁護士」
私が書く本の帯に並ぶこれらの言葉。
私自身を、わかりやすく伝えるためのキーワードなのでしょう。
並べられた言葉から、小難しい本や論文、ビジネス書の並ぶ本棚を、想像されるかもしれません。
ですが、私は、小難しい本や実用書の類は、ほとんど読みません。
好き好んで読む本はもっぱら小説です。
仕事上、やむを得ず読むものを除き、プライベートでは実用書を意識的に避けています。(本文より)
【目 次】
第1章 何のために本を読むのか?
自分ではない人生を体験したい/読書から得られるもの/死刑囚との面会/
距離感の取り方を学ぶ/両親の本棚/父の本と母の本/本の読み頃/
本の選び方、つきあい方/ハードカバーのすすめ/「7回読み」は趣味の読書に適さない/
面白くないかも……という本に出合ったら/読書と学力の関係/
子どもが本を読むようになるには/待ち時間を使って読書/転機にこそ読書が力となる
第2章 日本の小説
第3章 海外の小説
第4章 ノンフィクション、エッセイ
第5章 児童文学
第6章 ファンタジー
10代、20代の読書の指針としてとてもいい本だと思います。バランスも取れていますし、基本は「読書」を楽しみながら教養も身につけることができるメニューになっています。オススメの新書ですね。
合わせて読みたい「読書論」に関するブログ記事。
今週のお題「プレゼントしたい本」この本、プレゼントしたい本でしょうね。