『人生の〈逃げ場〉』内容紹介。
会社にさえ行けば幸せになれるという
「会社一神教」は既に崩壊している。
にもかかわらず、
他の価値観・生き方を見つけられない日本人──。
一度きりの、ほかならぬ「私の人生」を本当に充実させるためには、
〈逃げる〉ことも一つの方法。
上田教授が説く、正しい逃げ方と新しい生き方。
第1章 私たちはなぜこんなに生きにくいのか
第2章 「できる人」より、「魅力的な人」になる
第3章 勇気を持って休む。すると見えてくることがある
第4章 過去の記憶が自分を助けてくれることもある
第5章 子どもが「私」と「社会」をつなげる
第6章 共同体のしがらみをあえて引き受ける
第7章 絶対肯定できるものを見つけると、人の心は安定する
第8章 人生最後の20年を価値のあるものにする
終 章 私たちの人生を誰のものでもない私自身のものにするために
僕も思い切り「会社だけの生活」に行き詰まってしまった人間です。なんとなく、仕事をして給料を家に入れれば、それだけで合格みたいに考えていました。だから40歳を待たずして全てのものが音を立てて崩れていきました。そうです、崩れていったのです。
人生の転機に全く対応できなかったのです。「結婚」「出産」「育児」「地域社会」「昇進」など変化に対応できない人間は押しつぶされるしかありませんでした。僕は2週間ほど会社を休み療養生活をしました。でも、状況は変わりませんでした。
今は会社でない居場所が僕を助けてくれます。最近は草野球の監督などをしたりして、全く新しい世界を垣間見えるような機会をもらってます。会社人間だけであったら、味わえなかった人生のテイストです。本当に感謝しないといけないですね。
この「変化」のおかげで家族も僕を認めてくれて、うまく回り始めました。この本が提唱する人生の複線化は出来るようでなかなか出来ないです。それは自分を変えることが難しいことだからです。この本を読むとちょっと肩の力が抜けますよ。
それだけで十分だと思います。
合わせて読みたい上田紀行さんの本。
パッとしない私が、「これじゃ終われない」と思ったときのこと 「生きる意味」のつくりかた
- 作者: 上田紀行
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/04/22
- メディア: 単行本
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