小日向京さんの『考える鉛筆』。実に面白い本でした。
以前、saranaの店長さんが「絶対に面白いから読んでごらんよ!」と勧められていたんですが、ずるずると先延ばしにしてしまいました。悪い癖です。良いと教えられたものはすぐに飛びつかなくちゃね。機会損失というやつです。
『考える鉛筆』内容紹介。
何ひとつ役に立たない、すばらしき鉛筆大全。鉛筆は、思考のジャマをしない唯一の筆記用具である。シンプルなのに、すいすいスラスラ、書けば書くほど「考え」は浮かぶ。そんなすばらしき鉛筆の魅力を、持ち方から、削り方、書き方、運び方、香り方、愛し方にいたるまで、そのすべてを縦横無尽に語りつくす。
鉛筆は良い匂いがする。そして削っていくと形を変える。さらには、寝かせたり、立てたりすると色々な字が書ける。描ける。劣化も非常に少ない優等生的な文房具だ。まさに文房具の中の文房具と呼んでも良い存在だ。
僕たちは鉛筆を使ってきた。書くのはもちろんだけど、噛んだり、削ったり、折ったり、さらにはサイコロにしたり、名前を書いたり。ロゴを付けたり・・・いつもそばには「鉛筆」がいたのだ。これは恐ろしいことだ。
僕の最愛の文房具の一つが「鉛筆」なのだ!
『考える鉛筆』章別構成の紹介。
序章 鉛筆のすすめ
第1章 鉛筆カスタマイズの愉しみ
第2章 鉛筆の持ち運び
第3章 そもそも、鉛筆って?
第4章 どこにでも書いてみよう
最終章 思考の流れを邪魔しない鉛筆
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