文庫本なのですが、面白い本を見つけましたので紹介しますね。
読む人によっては、人生のバイブルになり得る素敵な本です。とにかく面白い。発想が短絡的、かつ破茶滅茶です。国家って、これでいいのか!と、突っ込みを入れたくなる「夢のような国」ナウル共和国の神話です。
『アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語』内容紹介
だれも働かない夢のような国がありました……
税金ゼロ。学校・病院はタダ。食事はすべて外食。国民は誰も働かない……。そんな夢のような国が、本当に存在します。太平洋の赤道付近にぼんやり浮かぶ島、その名はナウル共和国。さんご礁にアホウドリが大量の糞をして、その糞が堆積してできた島です。この糞は長い年月を経て燐鉱石(肥料の原料になる)となり、国民は何もしなくても生きることができたのです。
しかし、この世界史上サイテーのなまけもの国家を襲った(ある意味しょうがない)危機! 政府が立案したまぬけな打開策の数々! などの顛末が描かれて、はや9年。その後のナウルはどうなったのか? ぼんやりしたままなのか? そこで、このたびの文庫版では「その後のナウル」を知る人々を招き、大座談会を開催。やはりというかさすがというか、アホウドリの糞でできた国だけのことはあるなあという衝撃の結末があきらかに(ただし、やわらかめ)。
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