本当に勝手な僕のイメージですが、「脳」はエネルギーさえあれば働くモノで疲れなど知らないと思っていました。睡眠を取ったり、珈琲を飲んだり、甘いモノを補給したりすればシャキンとして動き始めますからね。
それに対し筋肉を連想させる「体」の疲労は、筋肉痛が治るまで時間がかかるように、コツコツ修復していく感じ。「脳」に原因があるとは思えないんですよね。こんな感覚をイメージとして持っている人、多いのではないでしょうか?
すべての疲労は脳が原因?本当なんでしょうかね?
- 作者: 梶本修身
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/04/15
- メディア: 新書
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『すべての疲労は脳が原因』内容紹介
疲労回復物質の存在が明らかになって以来、疲労に関する科学的調査が進んでいる。その結果、私たちが日常的に使う「体が疲れている」とは、実は「脳の疲労」にほかならないことがわかった。疲労のメカニズムとは何か、最新のエビデンスをもとに解説する。また、真に有効な疲労対策や乳酸、活性酸素、紫外線、睡眠との関係なども明らかにし、疲労解消の実践術を提示する。 (amazon引用)
『すべての疲労は脳が原因』章別紹介
■目次
はじめに 疲労を科学することとは
第一章 疲労の原因は脳にあり
第二章 疲労の原因物質とは
第三章 日常的な疲労の原因はいびきにあった
第四章 科学で判明した脳疲労を改善する食事成分
第五章 「ゆらぎ」のある生活で脳疲労を軽減する
第六章 脳疲労を軽減するためにワーキングメモリを鍛える
あとがきにかえて
『すべての疲労は脳が原因』主な内容紹介
■主な内容
・運動疲労の正体は脳だった
・「疲労」と「疲労感」は別の現象
・「飽きた」は脳疲労の最初のサイン
・もっとも疲れているのは自律神経
・疲労が蓄積すると視野が狭くなる
・乳酸は疲労の原因ではない
・疲れの直接の原因となるのは活性酸素である
・サングラスで紫外線による疲労を最小限にとどめる
・睡眠中は疲労回復因子FRの働きが疲労因子FFを上回る
・疲労回復の決め手は睡眠開始の3時間
・栄養ドリンクを飲みすぎると疲れはむしろ溜まる
・世界初のプロジェクトで判明した疲労回復成分「イミダペプチド」
・イミダペプチドの抗酸化作用が抗疲労効果をもたらす
・「クエン酸」にも疲労回復効果があることが判明
・ビタミンCとBCAAに疲労軽減作用があるというのは間違い
最近、サングラスを運転中に使うようにしているんですが、運転の疲れがとても少なくなったように感じます。同じ距離を運転しても「疲れ」が違うんですよね。この「疲れ」の原因解明もこの本が教えてくれます。
「疲れ」を知るとライフスタイルの見直しをすることで、それ自体を軽減できる可能性がありますからね。面白いと思います。是非、取り組んで貰いたいです。
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