フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

【人生が面白くない時に読む本!】ビタミン注射です~愛と勇気と生きる元気をくれる「西加奈子」~

「西加奈子」さん、嫌いな人いないですよね~。

『サバラ!』で直木賞を受賞して、さらに有名になりました。でも、それ以前の作品もとっても素敵な作品が多いです。愛と勇気と生きる元気をくれる「西加奈子」。元気がなくなった時に読むと復活の手助けをしてくれる素敵な本です。

今日は、そんな「西加奈子」作品を5つ紹介しちゃいます。(サバラ以外です)

僕が選んだ「西加奈子」作品5選

漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)

男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、流れ着いた北の町。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いている。太っていて不細工で、明るい―キクりんは、そんなお母さんが最近少し恥ずかしい。ちゃんとした大人なんて一人もいない。それでもみんな生きている。港町に生きる肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描き、そっと勇気をくれる傑作。

ふくわらい (朝日文庫)

暗闇での福笑いを唯一の趣味とする編集者の鳴木戸定。愛情も友情も知らず不器用に生きる彼女は、愛を語る盲目の男性や、必死に自分を表現するレスラーとの触れ合いの中で、自分を包み込む愛すべき世界に気づいていく。第1回河合隼雄物語賞受賞作。

きりこについて (角川文庫)

小学校の体育館裏で、きりこが見つけた黒猫ラムセス2世はとても賢くて、大きくなるにつれ人の言葉を覚えていった。両親の愛情を浴びて育ったきりこだったけれど、5年生の時、好きな男の子に「ぶす」と言われ、強いショックを受ける。悩んで引きこもる日々。やがて、きりこはラムセス2世に励まされ、外に出る決心をする。きりこが見つけた世の中でいちばん大切なこととは?読者からの熱烈な支持を受け、ついに文庫化。

しずく (光文社文庫)

恋人の娘を一日預かることになった私は、実は子供が嫌いだ。作り笑顔とご機嫌取りに汗だくになっても、ぎくしゃくするばかり…。ふたりのやり取りを、可笑しく、そして切なさをこめて描く「木蓮」。恋人同士が一緒に暮らしたことから出会った二匹の雌猫。彼女たちの喧嘩だらけの日々、そして別れを綴る表題作。ほか、日だまりのように温かい「女ふたり」の六つの物語。

さくら (小学館文庫)

「さくら」は、ある家族の物語です。(著者さんのコメント引用)
彼らは少し風変わりな五人と優しい一匹。色とりどりの春と、屈託のない夏と、センチメンタルな秋と、静かな冬、彼らに巡ってくる、そして誰にでも巡ってくる季節の、そしてその中で起こった小さな、でも、かけねの無いある「奇跡」の物語です。
だからこれはあなたの物語であり、私の物語であり、どこかで眠ってる誰かの物語でもあります。これを読んでくれたあなたが、恋人に会いたくなったり、お母さんに手紙を書いたり、友達の肩を叩いたり、そう、いつもより少し優しくて、暖かい気持ちになってくれたなら、私はとても幸せです。

以上が、僕のセレクトした「西加奈子」です。みなさん、読んで本ありますか?ちょっと心が温かくなって、愛と勇気と元気をくれますよ~。お勧めします。