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樋口穀宏『ドルフィン・ソングを救え!』
危険な男:樋口穀宏の大好評小説!
僕のイメージで言えば、樋口穀宏は危険な男だ。何冊か小説を読んだが、よくも発刊出来たなぁ~と思えるような危険なエロ描写がたくさんあった。そんな無茶をしながら、樋口さんは新しい小説にチャレンジしているのだった。面白いのは間違いないです。
2019年。45歳、結婚経験なし、子どもなしのフリーター・トリコは、人生に絶望して、睡眠薬をまるごとひと瓶飲んで自殺をはかる…。意識を取り戻した先は、昭和の終わり、バブル期まっただ中の1989年の渋谷。30年前にタイムスリップしたトリコは、憧れだったミュージシャン、ドルフィン・ソングの解散を阻止すべく、奔走する!
『ドルフィンソングを救え!』内容小説
時は2019年。
45歳、結婚経験なし、子どもなしのフリーター・トリコが、人生に絶望して、睡眠薬をまるごとひと瓶飲んで自殺をはかる……。意識を取り戻した先は、昭和の終わり、バブル期まっただ中の1989年の渋谷。
30年前にタイムスリップしたトリコは、青春時代に好きだったバンド「ドルフィン・ソング」の解散を阻止すべく、奔走する!
トリコはドルフィン・ソング、島本田恋と三沢夢二のふたりを救えるのか?! 時代は彼女に、何をさせようとしているのか?
そして、最終的にトリコが行き着く先はいったい、どこなのだろうか?
『ドルフィン・ソングを救え!』著者さん紹介。
樋口 毅宏(ひぐち たけひろ、1971年 - )は、日本の小説家。
東京都豊島区雑司ヶ谷生まれ[1]。帝京大学文学部卒[2]。コアマガジンにて「BUBKA」の編集、白夜書房にて「コリアムービー」「みうらじゅんマガジン」の編集長を務める。取材で出会った白石一文の紹介により[3]、2009年『さらば雑司ヶ谷』で小説家デビュー。2011年、『民宿雪国』で第24回山本周五郎賞候補と第2回山田風太郎賞候補になる。2012年、『テロルのすべて』で第14回大藪春彦賞候補になる。日本文芸家協会会員。