前田京子さん『お風呂の愉しみ』
心を元気に!からだをきれいに!
我が家で「石鹸(せっけん)」を作り始めたのは、もう十年以上も前のことになるだろうか。苛性ソーダや温度計など、あまり見慣れないものが室内に並び始め、一番スペースに余裕があった僕の部屋は石鹸の熟成所となった。
石鹸は市販のものを買う方が安い。さらには泡立ちも断然よくて、僕はそちらを使う方が性に合っている。しかし、我が家の方針が「石鹸は自分で作るもの」という方向で進むことになったので逆らえなかった(笑)。その元になったのが、この本だ。
前田京子さん『お風呂の愉しみ』
前田京子さんの『お風呂の愉しみ』内容紹介(amazon引用)
外国旅行していて一番恋しくなるのは日本のお風呂、という人は多い。たっぷりしたお湯に身を浸すと、一日のどんな疲れも湯の中に流れていってしまう。でも、リラックスするためのお風呂なら、本当に体にいいものだけを使いたい。
北米やヨーロッパでは、自家製の石けんやシャンプーを作ることは伝統的な手工業として多くの家庭で行われている。100%オリーブオイル、苛性ソーダ、精製水、それに家庭にある台所用具を使えば、簡単に石けんは作れるものなのだ(しかも、100グラム100円、思いっきり贅沢しても250円)。ひび割れ、手荒れをすべすべにするオリーブ石けん、髪質や色に合ったシャンプー、好みの味のさわやか歯磨き、乾燥知らずの肌を作る自家製化粧水とクリーム…。手作り化粧品は、市販製品にない満足感をもたらしてくれる。
著者は日本に石けん作りを紹介した第一人者。単行本ながら色鮮やかな写真を施した詳しい解説が行き届き、読んでいると、「作ってみたい」「自分にもできる」「作らなくては」という気にさせられる。さらに「手作りのボディケア用品は、自然の恵みの美しさと力とを、ていねいに集めてつめこんだ小箱のようなものです」という言葉に触発されて、自分を大切にする気持ちが芽生えてくるだろう。(松本肇子)
前田京子さんの『お風呂の愉しみ』章別構成
序章 お風呂の愉しみ、私流
私の「ヘルシーバスライフ」
第一章 石鹸は、お風呂の主役
第二章 「ほんとうにいい石鹸」を作ろう
第三章 「おいしい石鹸」のレシピ
第四章 シャンプーとリンス
第五章 入浴剤
第六章 化粧水とクリーム
第七章 その他のボデーケア商品
第八章 快適なバスライフのためのしつらえの工夫
最後に
そもそもが僕が読むような本ではなかったかも知れないが、家にあるのだから仕方がない。でも、驚くほど簡単に「石鹸」は家でも出来てしまう。それならば、自由に自分好みのものを作って楽しまなくては損ではないかと思うので、ブログにあげておいた。
ぜひ、この本をベースに家族で考えて貰いたいのだ!
お風呂の愉しみを、石鹸の愉しみを、そして人生の愉しみを・・・