フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

読書の夏は「神」(古典SF)に挑戦してみよう!~ドキドキ読書体験~

今週のお題「読書の夏」

読書の夏は「神」(古典SF本)に挑戦してみよう!~ドキドキ読書体験~

「読書の夏」良いですね~僕がこんなお題でお勧め本を紹介するなら、この5冊を紹介したいです。テーマは『神』。子どもたちにワクワク読書をしてもらいたいです。ターゲットは10代から20代、では紹介させていただきます。

超が付くほどの古典本の紹介です。

1、山本弘『神は沈黙せず

2003年11月発刊の本ですが、今読んでも絶対に面白いSF本です。

21世紀に入り世界中で超常現象が発生。2012年、神がついに人類の前にその存在を示し、私の兄は「サールの悪魔」という謎の言葉を残して失踪した…。現代人の「神」の概念を根底から覆す長編エンタテインメント。

神は沈黙せず

2、山田正紀『神狩り (角川文庫)

この何十年かあとに『神狩り2 リッパー』が出ますが、こちらの方が全然面白かったです。

弥生時代の遺跡で発見された《古代文字》。情報工学の天才島津は、その解明に挑んだが、次第に驚くべきことが明らかになる。それは、人類には理解できない言語構成だったのだ。この不可思議な言語をあやつるのは、人類をはるかに超えた存在“神”ではないのか! その時――突然、島津の心に現われた男が、すさまじいオーラを発散させながら叫んだ。〈全て忘れろ〉。もし、これが神だとしたら、我々は神に挑戦することになるのか? 神は人類に対して悪意に満ちているのだろうか

 

神狩り (角川文庫)

3、鈴木光司『ループ (角川ホラー文庫)

普通『エッジ』にするところなんですが・・・ちょっと終わり方が雑だったので、やはりこちらをチョイスします。「リング」「らせん」「ループ」の3部作ですよね?もう、ホラーではなくなっているように思います。

科学者の父親と穏和な母親に育てられた医学生の馨にとって家族は何ものにも替えがたいものだった。しかし父親が新種のガンウィルスに侵され発病、馨の恋人も蔓延するウィルスに感染し今や世界は存亡の危機に立たされた。ウィルスはいったいどこからやって来たのか?あるプロジェクトとの関連を知った馨は一人アメリカの砂漠を疾走するが…。そこに手がかりとして残されたタカヤマとは?「リング」「らせん」で提示された謎と世界の仕組み、人間の存在に深く迫り、圧倒的共感を呼ぶシリーズ完結編。否応もなく魂を揺さぶられる鈴木文学の最高傑作。

ループ (角川ホラー文庫)

4、梅原克文『二重螺旋の悪魔(上)<二重螺旋の悪魔> (角川ホラー文庫)

かなり『神』から外れますが・・・(笑)僕はよく原発問題の記事を読むとこの小説を思い出します。まさに予言の書かも。

遺伝子操作監視委員会に所属する深尾直樹は、ライフテック社で発生した事故調査のため、現地に急行した。直樹はそこで、かつての恋人・梶知美が実験区画P3に閉じ込められていることを知る。だが、すでに現場は夥しい血で染め上げられた惨劇の密閉空間に変質していた……。事故の真相に見え隠れするDNA塩基配列・イントロンに秘められた謎。その封印が解かれるとき、人類は未曾有の危機を迎える!恐怖とスリルの連続で読者を魅了する、極限のバイオ・ホラー。

 

二重螺旋の悪魔(上)<二重螺旋の悪魔> (角川ホラー文庫)

5、半村良『産霊山秘録 (祥伝社文庫)

あまりに壮大なスケールにビビりました。

半村良の初期SF傑作!
日本の歴史の動乱期に暗躍し、裏面史を作ってきたという〈ヒ〉一族。超能力を駆使する彼らの活躍を、戦国時代から現代に至るまで、時空を超え壮大なスケールで描く。泉鏡花賞受賞作。(解説/今野 敏)

 

産霊山秘録 (祥伝社文庫)

産霊山(むすびのやま)秘録 (ハルキ文庫)