フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

久々の「森村本」!『戦場の聖歌(カンタータ)』

 森村誠一『戦場の聖歌(カンタータ)

『戦場の聖歌(カンタータ)』内容紹介

太平洋戦争の最中、今は亡き友から、娘に渡して欲しいと託された手作りの靴。青年は、人生の債務として娘を探し続けた。戦後70年―激動の人生を歩んだ若者たちの姿を通して、戦争の非人間性と不条理を訴える渾身作!!

激動の人生を歩んだ若者たちの姿を通して、戦争の悲惨さと無意味さを訴える作品。

太平洋戦争開戦前夜、持永大志は満州に渡った。
かけがえのない四人の仲間に出会い友情を深めるが、戦争が彼らを引き裂いた。
召集され七三一部隊に配属された大志は、仲間のひとり林国栄と再会を果たす。
しかし、悲劇がふたりを待っていた――。

 

戦場の聖歌(カンタータ)

『戦場の聖歌(カンタータ)』著者さん紹介

森村誠一さん

1933年、埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。ホテルマンを経て作家となる。'69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、'73年『腐蝕の構造』 で第26回日本推理作家協会賞を受賞。2003年には第7回日本ミステリー文学大賞を受賞した。ミステリーを中心に、歴史小説、ノンフィクションなど、多 岐にわたる分野で活躍(「BOOK著者紹介情報」より

戦場の聖歌(カンタータ)

戦場の聖歌(カンタータ)

 

『戦場の聖歌(カンタータ)』の時代背景と著者さん

森村誠一さんは1933年生まれです。つまり終戦時には12歳。中学一年生といったところですね?多感な時期に終戦を迎え、空襲被害などの悲惨な光景も実際に目にされてきました。こういう方の発言とか作品は貴重ですよね。

僕も森村作品は極力読むようにしています。文章も洗練されていて、好きなんです。子どもの頃は皆、森村誠一さんか横溝正史さんを読んでいましたからね。毎年、8月は戦争物の作品が沢山出版されますが、その波に乗るのも良いですね。

戦争だけは二度と繰り返したくない!そんな思いの詰まった作品です。