今回で6度目のノミネートになりました恩田陸さん、無事に第156回の直木賞を受賞されました。おめでとうございます。構想12年、取材11年、執筆7年をかけた超力作のこの恩田作品を、今日は紹介しますね。
恩田陸さんは、面白いに決まっています。
でも『夜のピクニック』以来、少し遠ざかっていたんですよね。でも、この直木賞を受賞した作品は別格にすごいです。絶対に読んでほしい本です。内容はネタバレにならない程度に紹介いたします。
恩田陸『蜂蜜と遠雷』内容紹介。
俺はまだ、神に愛されているだろうか?
ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。
著者渾身、文句なしの最高傑作!
3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?
恩田陸さんのその他のお勧め作品。