はっきり言って全く期待していなかったが、本当に良い本だった。
野地秩嘉の『SNS時代の文章術』
ぜひとも読んでいただきたいと思います。僕も悩んでいた文章回しや句読点の打ち方に大きなヒントをもらえましたし、肩の力を入れずに取り組める文章術考察に感心させられました。野地さんは天才かもしれないです。
『SNS時代の文章術』内容紹介。
筆者は1通の手紙でポール・マッカートニーを口説き落とした男
「文章力ゼロ」からプロの物書きになった筆者だから書けた「21世紀の文章読本」。
(本書に登場する名文家)
村上春樹氏、山本周五郎氏、井伏鱒二氏、茨木のり子氏、川上弘美氏、酒井順子氏、志水辰夫氏・・・・・・・ほか
(本書の主な内容)
SNSのプロが気づいたこと
文章がどんどん短くなっている!
オーガニックな文章の書き方とは
わたしをプロにした編集者の指導法
沢木耕太郎さんの教え
「詩を読む」のが文章上達の近道
孫正義「17歳の企画書」
ユニクロ柳井正氏の「檄文」に学ぶ
まるでダメな謝罪文の例
頭のなかの映像を説明するように
(本文より)
さて、ここまでSNSの投稿、メッセージに出てくる文章の特徴を挙げた。
だからといって、わたしは特徴に合わせて漢字を少なくしよう、句読点を増やそうなどと言いたいのではない。
むしろ逆だ。ここがこの本の大事なところだ。
短くて、しかも絵文字が出てくる文章を書くのは容易だ。それよりも、誰もが短い文章を書く時代になったからこそ、長くても、わかりやすい文章にすればいい。語彙を増やし、句読点を減らし、それでいて読みやすい文章を書くことが、これからのビジネスパーソンにとっては絶対に必要になってくる。
僕はわかりやすくて洗練された文章に憧れます。そういう文章でブログを埋め尽くして、たくさんの人に読んでいただくのが夢なのです。まだまだ道は遠く険しいですが、頑張って精進していきたいと思ってます。
この本はとっても面白く読めます!お勧めします。
合わせて読みたい素敵に勉強できる本。