ちょっと古い本ですので、読んだ方も多いかと思います。今日は、坂口孝則さんの『利益は「率」より「額」をとれ!』を紹介します。とても面白くて、簡単に騙されてしまう僕たちに「数字」に対する警告を発しておられます。
最近になってやっとこの内容が分かってきたのですが、より早い段階で知っておいた方がいい考え方ですね。お勧めします。数字の知識をいかに実際の稼ぐ力に結びつけるのか。現場力が養える最高に面白い本です。お勧めします!
『利益は「率」より「額」をとれ!』内容紹介。
●その「利益向上策」、本当に利益に貢献していますか?
ロスカット、在庫適正化、仕入れ量の調整……。
もし、これらの戦略こそが、利益を減らしているとしたら?
本書は、利益が伸びずに悩むすべての人へ向けた、
「逆説的発想法」で利益を最大化するノウハウ満載の知的読み物です。
●「薄利多売」はなぜ儲かるのか?
ユニクロやマクドナルドが成功している(=儲かっている)理由として
よく挙げられる「薄利多売」という言葉。
では、どうして「薄利多売」だと儲かるのでしょう?
また、どんなものでも「安く、大量に」売りさえすれば儲かるのでしょうか?そして、もし上記のような2択を迫られたとき、ユニクロやマクドナルドのように、あえて利益率も利益額も低いほうを選べますか?
そんな「儲け」にまつわる巷説に対して、
著者自身が調達・購買の現場で培ってきた「ビジネスの理論」から、しっかりと答えを導いていきます。
また、超読書家でもある著者による
ユーモアあふれる「寓話」が、理解を深めてくれます。
●利益は「逆説的」発想法で伸びる!!
1売価5000円、粗利益率40%、
仕入れから販売まで:1週間
2売価10000円、粗利益率50%、
仕入れから販売まで:2週間
あなたが仕入れるなら、どちらの商品を選びますか?
ユニクロ、マクドナルドなど、
この不況下でも利益を上げている企業は、
実は「儲けの少ない商品」を選んでいるのです!
最前線で活躍する現役バイヤーが、現場で見つけた、
利益最大化のための6つの「逆説的」発想法です。
1%の利益率改善よりも
1円の利益を追い求めるべき真の理由がここに。
合わせて読みたい「経済」の本。