今朝の本はとてもよかった。坂井希久子さんの『虹猫喫茶店』
大事なものは何なのか、日常はどうあるべきか、などつらつらと考えさせてくれながら時間が流れていった。いい時間をこの本がくれたように思う。とても珈琲にあっていて、3杯目もおかわりしようかと思うくらいだ。
ほっこりする文体に知らず知らず引き込まれてしまう味わいは、夏休みのお供に最適ですよ。ぜひ、時間をとって読書でもと考えている方はどうぞ!
『虹猫喫茶店』内容紹介。
「猫の世話をするだけの簡単なお仕事―喫茶虹猫」。こんな求人募集を見て、獣医大学一年生の僕はある古ぼけた喫茶店を訪ねた。そこで待っていたのは、「猫バカ」で引きこもりの美しきオーナーと里親募集中の捨て猫たち。任された仕事は、厄介な婆さんが住む猫屋敷の掃除と店の猫に生涯愛してくれる飼い主を探してやることだったが、次々と面倒な事情を抱えた客人が現れて…。猫と暮らす美しい女の願いは叶うのか。寂しがり屋の人間たちと愛くるしい猫の日々を綴った長編小説。
著者さん、坂井希久子さんの紹介。
1977年、和歌山県生まれ。同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科卒。2008年、「虫のいどころ」で第88回オール読物新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
合わせて読みたい坂井希久子さんの本
ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや (ハルキ文庫 さ 19-3 時代小説文庫)
- 作者: 坂井希久子
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2016/06/13
- メディア: 文庫
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