僕が物心ついた頃には、文房具は勿論のこと、全てのものに魂が宿っていて僕たちが寝静まった後に勝手に動き回っているものだと思っていました。だから、寝たふりをして薄く目をあけて、その瞬間を見ることが出来ないかと毎晩頑張ってました。
残念なことに、未だにその素敵な光景は見ることが叶いません。でも、僕たちが見たかった秘密の世界がこの絵本の中に広がっているんですよ~。
『文房具のやすみじかん』内容紹介
小学校2年生のまもるくんは、宿題を終えると、そとに遊びにいきました。ところが、あれ? 部屋にはだれもいないのに、ひそひそ声がきこえてきます。おしゃべりをはじめたのは、まもるくんが、いつも使っている文房具たちでした!
文房具たちのやすみじかんのはじまりです。
えんぴつは、ノートにのびのび線をひきながら、なぜ書くことができるのかを話します。消しゴムは、えんぴつのいたずらがきをこすりながら、なぜ消せるかを見せてくれます。色えんぴつ、ボールペン、修正液、砂消しゴム、まさつ熱で消せるボールペン、暗記用ペン……子どもたちにとって身近な文房具が、それぞれ「かくこと」「消すこと」について、原理としくみをご紹介。
目的にあわせてしっかりかいて、かいたものをきれいに消す。ふだん、なにげなく使っている小さな道具には、技術と工夫が、いっぱいつまっていました。……みんなのらくがき、まもるくんが帰ってくるまでにきれいに消せるかな?
『文房具のやすみじかん』著者:土橋正さんの紹介
土橋 正(つちはし ただし)ステーショナリー ディレクター、文具コンサルタント。文具の展示会「ISOT」の事務局を経て、土橋正事務所を設立。文具の商品企画やPRのコンサルティング、文具売り場のディレクションを行っている。http://www.pen-info.jp/日本経済新聞社 新製品評価委員。著書「モノが少ないと快適に働ける」(東洋経済新報社刊)など。絵本は、本作品がはじめて。
一緒に読みたい土橋本、3冊紹介します。
モノが少ないと快適に働ける―書類の山から解放されるミニマリズム的整理術
- 作者: 土橋正
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2014/03/07
- メディア: Kindle版
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- 作者: 土橋正,小山龍介
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 土橋正
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2015/05/01
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