乙川優三郎『ロゴスの市 (文芸書)』
なんと恋愛小説を紹介します!
何年も本を紹介してきたが、生まれて初めて「恋愛小説」を紹介します。本当に自分でもびっくりしているのですが、アンテナに引っかかってしまったものですから、仕方ないです(笑)。だけど、きっと別世界に連れていってくれる小説です。お勧めします。
『ロゴスの市』内容紹介
至福の読書時間を約束します。乙川文学の新しい姿がここに!
昭和55年、弘之と悠子は、大学のキャンバスで出会う。翻訳家と同時通訳として言葉の海に漂い、二人は闘い、愛し合い、そしてすれ違う。数十年の歳月をかけて、切なく通い会う男と女。運命は苛酷で、哀しくやさしい。異なる言語を日本語に翻訳するせめぎ合い、そして、男と女の意表をつく、”ある愛のかたち”とは!? 二人が辿る人生の行く末は! 傑作恋愛小説。
そもそも「ロゴス」って、何?
「ロゴス」?生まれて初めて聞く言葉だ!ということで調べてみました。
ロゴス(〈ギリシャ〉logos)
2 古代ギリシャ哲学・スコラ学で、世界万物を支配する理法・宇宙理性。
3 言葉を通じて表される理性的活動。言語・思想・教説など。
4 キリスト教で、神の言葉の人格化としての神の子イエス=キリスト。