フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~

良い本を読んで、思考と行動を変えましょう。僕の読んだ本と読みたいお勧め本を紹介していきます。

古川日出男の小説は、時代を圧倒する面白さだ!

 女たち三百人の裏切りの書

女たち三百人の裏切りの書

古川日出男さんを知ってますよね?恐ろしいほどの熱がこもった小説を書く超人です。彼の小説は世界中で翻訳され、愛されています。この小説にも2年の歳月を費やしたそうですので、我々ファンを決して裏切らないと思います。

内容紹介

あなたたち後世の人々よ。改竄された物語に、私が耐えられると思うか? 死して百有余年、怨霊として甦り「本 もの」の宇治十帖を語り始めた紫式部。一方、海賊たちは瀬戸内に跋扈し、蝦夷の末裔は孤島で殺人術を研き、奥州の武士たちは太刀と黄金を全国に運んでいた。いくつもの物語は次第に交錯し、やがてひとつの像を結ぶ。圧倒的なスケールと幻視力で紡がれる《古川日出男版》源氏物語。

古川日出男さんの略歴

福島県郡山市出身。福島県立安積高等学校卒業。早稲田大学第一文学部中退後、編集プロダクションに勤務。高校で演劇部に所属して以降演劇に関わり、1991年より舞台演出家として活動、戯曲も30本以上書いたという。

1994年、『砂の王(ウィザードリィ外伝)』(現在未完)で小説家としてデビュー。[1]2002年、『アラビアの夜の種族』で第55回日本推理作家協会賞・第23回日本SF大賞を受賞。2005年、『ベルカ、吠えないのか?』で第133回直木三十五賞候補。2006年、『LOVE』で第19回三島由紀夫賞受賞。

2006年に入って「朗読ギグ」と呼ばれる自作の音読イベントを積極的に行っており、ZAZEN BOYS向井秀徳吉増剛造と競演するなど、活動の幅を広げている。2011年東日本大震災以降は宮沢賢治をテーマとした鎮魂のための朗読ライブを展開し、詩人管啓次郎音楽家小島ケイタニーラブとともに朗読劇『銀河鉄道の夜』ツアーを行った。

2014年、書き下ろし戯曲『冬眠する熊に添い寝してごらん』が蜷川幸雄演出で上演され、第59回岸田國士戯曲賞候補にも挙がり、劇作家としての活動も本格化している。

女たち三百人の裏切りの書

女たち三百人の裏切りの書