グリコ森永事件の闇を描いた『罪の声』で大ブレイクの塩田武士が、新聞社を退職して書いた渾身の長編。舞台は新聞社の労働組合。「組合」ってなに?状態の主人公・武井涼は執行委員を押しつけられ、上方新聞労働組合の「七人の侍」と出会った――。仕事とは何か? 誰のため、何のためにはたらくのか? すべてのはたらく人たちへ、勇気を届ける傑作長編!
僕も以前「労働組合」の専従者として働いていたので、こういう本にはとても興味があります。実際にやればやるほど、力を入れれば入れるほど、何か違った力になって空回りしてしまうようなところがあるんですよね「組合活動」って・・・
活動している人たちは大真面目。一体仕事って何?みたいな部分を考えさせられる傑作です。残業問題が噴出して、働くって何なのか考えさせられる時代です。ぜひぜひのオススメですので、よろしくお願いいたします。
『ともにがんばりましょう』内容紹介
地方新聞社、入社六年目の武井涼。極度のあがり症で一切の交渉事に向かないが、委員長に口説かれ労働組合の執行委員を務めることに。折しも会社からの深夜労働手当引き下げ案が大きな波紋を呼んでいた。組合対経営陣。緊迫の団体交渉を克明に綴り、働くことへの熱い思いを描き出す傑作エンターテインメント!
塩田さんの本は読みやすきて入り込みやすいです。良いですよ。
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